昭和57年頃、福島県いわき市に住んでいた。
その頃、雑誌や「週刊実話」等で”ノーパン喫茶”の流行が話題になっていた。
ある日のこと、
同僚と二人で外出中、時間調整(さぼり)で喫茶店に入ることにした。
せっかくだから(?)試しに一度、「話題のノーパン喫茶にはいろう」
ということになった。
お店に入ると、店内にはスタッフ(女の子)が5~6人、水着のような服装で立っていた。
イスに座ると、そのうちの女性一人が水とメニューをもって注文をとりにくる。
コーヒーを注文し、
コーヒーを飲んで、店を出る。
つまり、普通の喫茶店と同じで、違うのは女の子が露出していることと、
コーヒーの値段が、純喫茶より少し高かった。それだけ。
それだけと思ってしまったのは、
コーヒーを飲みに喫茶店にはいったのか?
ノーパン嬢を見るのが目的ではいったのか?
そこが中途半端だった。
チラッと横目でノーパン嬢・・・といっても、前述したようにノーパンというよりは水着に見えた・・・みるだけで、
新聞か週刊誌をさらっ読んで店から出た。
同僚も、「こんなもんか」と呆れるようなことを言っていた。
その店はいわき市平~小名浜の中間地点にあった。
それから、間もなくしてノーパン喫茶からゲーム喫茶へ転換した。
・・・
「失われゆく娯楽の図鑑」 藤木TDC グラフィック社 2022年発行
ノーパン喫茶
昭和57年頃、
女性従業員がおっぱい丸出しで、
しかも下半身はノーパンというコスチュームで接待する
「ノーパン喫茶」が全国的なブームになる。
思ったほどブームはつづかず、
翌昭1984年風営法が改正され、
儲けの大きい個室営業に特化し、それもまたじょじょに数を減らしていった。
・・・
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます