ダッコちゃんは日本中を席巻したことは間違いない。
対象者は、10代後半の若い女性。
対象地域は、大都会。
全国展開したが、全国に普及した頃、突然のように消えてしまった。
当時、家にテレビはなかったが、
映画ニュースや雑誌のグラビアで、銀座を歩く女性のほとんどが
片方の腕にダッコちゃんをつけて歩いているのを知っていた。
その当時、茂平にも乗り合いバスが来るようになって1~2年経っていた。
バスを待つ女性がダッコちゃんを腕につけていたが、場違いのような違和感を感じた。
その理由は、既に東京の銀座では誰一人ダッコちゃんをもっている女性はいないと感じていたから。
でも、それが、1960年の大流行ダッコちゃんを、この目で見た唯一のこととなった。
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「失われゆく娯楽の図鑑」 藤木TDC グラフィック社 2022年発行
ダッコちゃん
1960年、東京・浅草の玩具から「木登りウインキー」の名称で一個180円で発売。
女の子が腕にからませて歩く、
この夏爆発的に流行。
「ダッコちゃん」の愛称が付けられ、
玩具店・百貨店では在庫切れに。
年末までに240万個が販売される大ヒット商品となった。
ブームは半年で沈静化した。
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