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鄭明勲指揮フランス放送フィルハーモニー管弦楽団演奏会 ブルックナー交響曲第7番

2023-04-01 14:53:01 | 音楽夜話(クラシック)
4・1


03:00-05:30 20.00-22.30 FranceMusique


メシアン:4つの交響的瞑想「キリストの昇天」
ブルックナー:交響曲第7番 ホ長調
鄭明勲指揮フランス放送フィルハーモニー管弦楽団
2023年3月17日 パリ、フランス放送オーディトリアム


メシアンにしてもライヒにしても、何かピュアな響きをつかっているのではないかと
思うときがある。この曲は初めて聴くものの、1楽章・4楽章の何か静謐な響きなどが
印象に残る。20代でこのような作品を書いている。影響力のある人は、
やはり何か違うなと思う。30分ほどの作品だけれど、聴きごたえがあった。
メシアンとブルックナーのプログラムは以前若杉さんがN響と組んで取り上げていて、
CDにもなっている。企画としては良企画だったと思う。


7番。ミョンフンさんは、マーラーは出してもブルックナーはアルバムとしては出ていないようだ。
ステージにはいくつかかけていて、時折、気が付いて、放送に乗るとき聴いていたりする。
7番はよく歌う。旋律を生かした演奏をしているような感じを受けた。
旋律美としては、滑らかに流れるメシアンの前半の曲とは相性が合うようにも思う。
ミョンフン氏は曲を選び、作曲家を選び、若い頃はブルックナーはまだまだという感じだったらしい。
だから、アルバムに残していないのか。演奏自体は落ち着いていて、旋律の美しさをレガートに浮き立たせて
聴きやすいものだった。



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