今回は、ギリギリ間に合った!!!
ゼイはぁ、ゼイはぁ。
こんなギリギリやだ〜〜〜〜〜〜っっっ。
でも間に合わないのはもっと嫌ですが。
まぁ、何とか次の回前にUP出来て良かった。
取り敢えずは目標達成(笑)
今回は1週間が早かったっっ
珍しく繰り返して見る時間がなくて、焦った。
突貫で仕上げたので、感想がイマイチ
短い
前回が盛り上がりすぎちゃったので、結構引き摺ったし
今回はやけに落ち着いちゃいました
* ネタばれ注意 *
<誤字脱字、ご了承下さいませ>
episode307
CRÈME DE MENTHE
すれ違い
男に襲われて、ベットに突き飛ばされるクレア。
ベットサイドにあった短剣を手に相手にかざす。
足を引っ張られ、抵抗して、短剣が男の脚を切り裂く。
グァッ!!!
男の叫び声がして脚から血が流れる。
『犯すのはやめた、殺してやる!』
短剣を振り回しながら、逃げるクレア。
それをかわしながら笑う男。
追い詰められ、空を一振りした瞬間、
男は足元の衣類に滑って
暖炉の前の石の床に頭を打って気絶する。
息を上がらせ、短剣を手に男を見つめるクレア。
『サセナッフ』
その時、ジェイミーが部屋に戻って来る。
床に倒れている男を見つけ、何があった?と驚く。
そして、
クレアの震える手に握られた血のついた短剣を受け取る。
『部屋に戻ると男がいて、あなたの物を探っていた』
襲われたので、抵抗したと震えながら伝える。
男のうめき声がする。
『まだ息がある!』とクレアは、男の側により
助けようとする。
止めようとするジェイミーに『私は医者なの』と
男の様子を確認する。
『硬膜外出血腫よ。脳圧を下げないと』
ドンドンドンッ!!!
部屋のドアが叩かれ、ファーガスとマダムが入って来る。
床に倒れる男に驚く2人。
『彼女の正当防衛だ』とジェイミー。
男を助けようとするクレア、そのまま放っておこうとするジェイミー。
結局、クレアの強い意志に負けて
ジェイミーとファーガスは、男をベットに運び寝かせる。
クレアは、男が帳簿を探していたと伝え、
ジェイミーは、
彼のポケットから紙切れを取り出し”ジョン・バートン”と読み上げ、
収税史だと分かる。
パーシヴァルは、ジェイミーが違法な酒を売るために
彼に賄賂を渡していたが、販路を広げたことを知らせてなかった。
それを知ったせいで昨日、賄賂の額を上げろ言ってきて
しかも酒だるの隠し場所を男に探させたのだ。
男が戻らなければ、パーシヴァルが捜しに来る
マダムは、自分の店に酒だるがあるのに捜しに来られたら
困ると。
それを聞いて、
ジェイミーはすぐ運び出し迷惑はかけないと言う。
クレアはマダムに男を助けるための手術の道具を用意をするよう
お願いする。
ジェイミーは、ファーガスに仲間を集めるよう指示する。
『薬草店で必要なものを買って来るわ』
救う価値はないと言うジェイミーに
助けてから警察に渡すと言うクレアだったが、
今の状況では、クレアが疑われ逮捕するのが目に見えている。
それでもクレアは、聞かずに出掛けようとする。
『相変わらず頑固だ』呆れて呟くジェイミー。
『好きにしろ』
後で見張りをよこすと
酒だるを片付けに部屋を出るジィエミー。
地下では、酒だるを運び出そうとジェイミーと
その仲間たちが集まっていた。
作業をしながら、クレアの話をする。
『命を大切にする女性は立派です』とウィロビー。
なら、君が奴を見張れとジェイミー。
『殺そうとした後、手当てするとはね』
『薄汚い収税史の腹を切り裂いてやるのに』
仲間たちが口々に言う。
『奥様は昔から変わっている』とファーガス。
ヤング・イアンがジェイミーの印刷屋を心配する。
酒だるは置いていないし、
冊子はうまく隠してあるので大丈夫と
今、動かす方が危険だとジェイミー。
そして、ファーガスとヤング・イアンに
酒だるを損をしてもいいから売り払うように指示する。
一方、クレアは、薬草店へ。
先客がいたが、自分は治療師なので、
病気の妹さんを診ますから、先に買わせてとお願いする。
無料で診断する条件で、急いで手術に必要なものを買う。
先客の妹さんは、頭の神経の病らしい。
そして、ヘンダーソンの宿に行くことを約束する。
先客は、
自分は、アーチボルト、妹は、マーガレット・キャンベルと名乗る。
ヤング・イアンとファーガスが男と交渉している。
ブランデーを安く買おうとする男に
巧く交渉したヤング・イアン。
ファーガスと共に喜ぶ。
イアンがファーガスにクレアのことを尋ねる。
『どんな人だった?』
ファーガスが答える。
威勢がよくて とびきり勇敢
戦いでは恐れ知らずで
剣で半分切られた兵士を治療した
大砲で吹っ飛んだ者も
たじろぎもせず
大勢を救ったが、ある噂があった
何人か殺したって
怒らせたら怖いぞ
『本当に殺したなら仕方なくだ』とイアン。
『でも奥様はすぐに面倒を起こす』
ファーガスは言う。
『確かに』
ベットの上で暴れるジョン・バートン、
それを押さえるジェイミーとウィロビー。
そこへクレアが戻って来る。
目が覚めて暴れ出したジョン・バートン。
一時的に意識が戻ったらしい。
アヘンチンキを口に流し込み大人しくさせるクレア。
手術の準備を始めようとした時、
部屋の扉が叩かれ、パーシヴァルが来たと告げられる。
顔を見合わせるジェイミーとクレア。
クレアは、構わずに準備を急ぐ。
ジェイミーはパーシヴァルの相手をする。
彼は隻眼の手下を伴い、
仕事をしに来た、屋敷を捜査させてもらうと言う。
とぼけるジェイミーに
『隠し物があるだろうマルコム君』と詰め寄るパーシヴァル。
ウィロビーが助手をしてジョン・バートンの頭を支える。
クレアは、彼の頭にメスを入れる。
マダムはパーシヴァルにやましい物はないと言うが
ジェイミーがご自分お目で確認をと彼らを迎い入れる。
クレアの手術を見守るウィロビー、
『穴を開けたら死ぬのでは?』
『いいえ 脳圧を下げないと死ぬ』とクレア。
クレアは、頭に穴を開ける器具を使い、脳圧を下げる手術を施す。
骨の砕かれる鈍い音に顔をしかめるウィロビー。
開けた穴から血の塊が出て来る。
地下では、パーシヴァルが倉庫をくまなく確認している。
心配そうなマダム。
床が濡れている箇所を隻眼の手下が発見する。
顔を見合わせるジェイミーとマダム。
『ブランデーか?』
手下が香りを確かめると水だった。
雨漏りするからと大切なものが置けないとマダム。
何もなく退散する彼等、去り際に
『覚悟してろよ マルコム君 目を離さんぞ』とパーシヴァル。
悪態をついて、部屋に入って来るジェイミー。
『危ない所だった ここまでに サセナッフ』
メスや手術で使った器具を洗浄しながら、
『彼は死んだわ お望み通り ここまでよ』
ベットに横たわる死体を見つめるジェイミー。
ウィロビーは
『奥様は彼の命をつなぎ止めようと 全力を尽くされた』
妻を殺そうとした男に哀れみはない、死体を運ぶので人手をと
ジェイミーは彼に言う。
頷いて、部屋を出るウィロビー。
『これでよかったんだ サセナッフ』
助からなかったのは神のご意思だと
ジェイミーは、クレアの側へ歩み寄る。
神は関係ない、自分が失敗したと
彼を救えなかったクレアは自分を責めるクレア。
『ボストンのちゃんとした病院なら…と』悔やんでいる。
ここはボストンじゃないとジェイミー。
『理解してくれとは言わない』
クレアは、作業の手を止めて、ジェイミーに向き合う。
そして、
自分は、14年間を治療、人の命を救うことに捧げて来た
どんな相手でも関係ない 懸命に努力した 死なせた患者は少ないと
クレアはジェイミーに伝える。
『君の知識や技術が役に立つ時が来る また人を救える 前と同じように』
と優しい眼差しで慰めるジェイミー。
頷くクレアだが、ふと『私は迷惑な女だわ』
『いきなり戻ってきてあなたの生活を危険にさらした 命も』
『サセナッフ』
『君は何千キロもの距離と200年もの時を超えて来て俺を見つけた
どんな犠牲を払おうとも 俺は幸せだ 2人で居られるなら
何も惜しくない』
下を向こうとするクレアの顎を手で持ち上げ『分からないか?』
『君が去ってから 俺は闇の中で生きてきた 君が店に来た時…』
ふっっジェイミーは、微笑んで
『まるで太陽が戻ったように 闇は消え去った』
見つめ合う2人。
クレアもふっと笑みがこぼれ、頬に触れるジェイミーの手を取る。
ーーーと思い出したように
『患者の往診があるの』
クレアは、ジェイミー手を離す。『すぐ戻る』
『患者???誰のことだ?』
眉間にしわを寄せるジェイミー。
『マーガレット・キャンベル、薬草店で、お兄様と約束した』
『見知らぬ人間と?』不機嫌そうな声。
顔を見合わせる2人。
ジェイミーはハァ〜と椅子に座り、
一人では危険だからファーガスを連れていくように言うが
クレアは
『何千キロも旅して 200年もの時を超えた 1人で歩いて行ける』
『だが、パーシヴァルが…』
『私のことは知らないわ それに…私が仲間に何をしたかも』
クレアはスカートの隠しポケットに治療道具を入れる。
ジェイミーはクレアの手を取り『戻ってくれ 終わったら』
ふっと微笑むクレア『もちろん』彼の手をぎゅっと握る。
外套を着て用意するクレア。
ジェイミーは険しい顔つき。
『商売の達人に』
ファーガスがイアンに向かって酒のジョッキを掲げる。
酒場では、ヤング・イアンとファーガスが
酒だるが売れた祝いの酒を交わしていた。
ミロードと同じ商才があるとファーガスはイアンを褒める。
<画像(以下全て)出典元:http://www.farfarawaysite.com/>
『本当なのか?
ブランデーであそこの固さが増すって?』
真剣な眼差しでイアンが聞く
ファーガスは笑って、
自分の経験上、逆効果だ、でもうまく客を乗せられたろ?
自分もダマされたとイアン。
『いい相棒だ。いつか商売でも始めるか?…この街なら』
ファーガスがそう言うが、
イアンは話はそっちのけで酒場の娘に目を追い上の空。
それに気づいたファーガスが、彼の目線の先を見ると
『なるほど ブリジットか』
イアンは酒場に来る度、彼女を見つめているらしい。
ブリジットをきれいだとうっとりしているイアンを見て、
ファーガスが一役買う。
手を上げて、彼女を呼ぶ。
『見てるだけは卒業だ』
『僕は一度も…経験がない』
焦るイアン。
『いくつの時に初体験を?』
『15の時だ 3人でね』
『3人?』
『女2人に俺1人だ』
そうして、ファーガスは、
イアンに女を落とす技を伝授する。
Outlander | Season 3, Episode 7 Clip: The Art of Seduction | STARZ
<STARZさんよりお借りしました>
ブリジットが2人の所へやってる。
ファーガスは席を立ち
『ご注文は?』
『何も』
ドギマギするイアン。
『でもお友達に呼ばれたわ』
『君は最高にきれいだ。1杯おごるよ 君の好きなのを』
微笑んでブリジットは席に座る。
『ウィスキー』笑顔の2人。
それを遠くの席で酒を飲みながら、
鋭い視線を向けるパーシヴァルの隻眼の手下。
用心深く街中を歩いていくクレア。
ヘンダーソンの宿に着いて、
部屋に通されるとマーガレットは、
机に肘をついてぐったいりと顔を伏せていた。
兄がクレアを紹介しようとすると疲れた様子。
仕事の客ではない、治療師だと告げる。
何の薬を?と言って椅子に掛けるクレア。
『アヘンチンキを数滴だ』とアーチー。
クレアは、マーガレットの手を取る。
ヒヤ〜〜〜〜〜〜ッツ!!!と声を上げ
クレアに向かって
『ゲロゲロ ゲロゲロッ!』
顔を見合わせるクレアとアーチー。
『聞こえるかい? アマガエルの歌声が
そしてーーー月が』 ハァッ!
『血でノドを詰まらせる音が 気をつけな』
『アバンダーウェに食われる! アバンダーウェ…』
クレアはそっとマーガレットの手をテーブルに置く。
ーーするとマーガレットは、
ハァ〜とふぅう息を吐いて何事もなかったのようにぼうとなる。
『脈ははっきりしている』
アヘンチンキは毎日使うには強すぎると苦言すると
アーチーは、妹が言ったことの意味を分かったかと
聞いて来る。
クレアが否定すると手頃な値段で解説しようと言う。
呆れ顔のクレア。
マーガレットの目の前でパチンパチンと指を鳴らす。
ボ〜として反応のない彼女。
『占い師なのね』
まっすぐ前方を見据えるマーガレット。
『そうだ、彼女は未来が見える』
説明する力がないので自分が解読しなければ
ただのデタラメな言葉だとアーチー。
『睡眠は取れてる?』
心配そうにマーガレットを様子を伺うクレア。
『全く眠れない夜もある 悪夢にうなされて』
顔の前で手のひらを左右に振って、
『今のようにずっと座ったまま?ぼんやりしていることは?』
『よくあるよ壁を見つめてる 体を動かすどころか話もできない』
クレアは、マーガレットが預言者とは思えないと
精神の病に侵されていると診断。
アーチーは笑って、子供の頃から頭が弱いと。
クレアは治療に必要な薬を伝えて、紙に書き上げ渡す。
明日も診察に来ても?と尋ねると
西インド諸島に行くと
驚いて、クレアは旅は困難では?と
だから薬が必要なんだとアーチー。
船乗りは迷信深いから妹が海に放り出されたら?
裕福な客が待っているのにと
病気の妹を預言者として商売の道具としようとして
いるアーチー。
哀れなマーガレットを見つめる。
向こうに着いたら、新鮮な果物をアヘンチンキは使わないで
とクレアは助言する。
プリントショップでは、
ヤング・イアンとブリジットが歌って踊って楽しんでいた。
彼の下手くそな歌に彼女は笑い声を上げる。
『まだ続けるの?』
僕の体を包んで〜♪君のかわいいペチコートで〜♪
手を繋いでくるくる回る。
ブリジットがイアンに口付ける。
クスクス笑う彼女。
彼らは、手を繋ぎ、笑いながらベットへ。
後ろからブリジットのスカートを持ち上げるイアン。
それを止める彼女。戸惑うイアン。
娼館での見よう見まねの彼に
『私を娼婦だと思ってる?』とブリジット。
『いや君は今まで見た中で一番きれいな女の子だ』
嬉しそうにブリジットはイアンの手を取ると
自分の胸に彼の手を置き口付ける。
『どうしてほしい? 何でもするよ』
『横になって 教えてあげる』
イアンをベットに倒すブリジット。
部屋で金を数えるジェイミー。
そこへクレアが戻って来る。
『あの死体は?』
『クレーム・ド・マントの樽に隠し他の樽と一緒に倉庫へ』
『永眠する場所としてはマシな方だ』
心配するクレアに
『当分は平気だ。アルコールで腐敗も遅れる
あの酒なら飲まれる心配もない スコットランド人が嫌う酒だ』
心配するなサセナッフ
過去の窮地と比べれば何でもない
微笑む2人。
『ジェイミー、2人で家を探さない?』
動きの止まるジェイミー
『娼館を出て?』
『ここで落ち着けると思う?』
『でも今の所不自由はないだろ 家賃も不要だ
稼ぎの大半はラリーブロッホへ仕送りに』
『考えたの 私も治療師としてお金を稼ぐわ
診察で充足感を得られた』
腕を組むジェイミー。
『印刷屋の奥で治療するのはどう? 診断所を構えてもいい』
頷きながら考えを巡らせているジェイミー。
『エジンバラで幸せに暮らせるわ』
ドンドンドンドンッ!
部屋の扉が叩かれる
『マルコムさん、イアン・マーレイという方が』
その名にクレアの表情が明るくなる
『すぐ行く』
『イアンがなぜここに?』
『多分、息子を探している』とジェイミー。
『あの子の話はーーー秘密に』
クレアの顔が曇る。
居心地悪そうにしているイアン。
ジェイミーに名前を呼ばれ振り向くとクレアの姿を見つける。
『クレア?』
イアンに歩み寄り『うれしいわ』彼を抱きしめる。
『本物か?』目に涙を滲ませクレアを見つめるイアン。
頷くクレア。
『てっきり…』
『ええ 彼に聞いたでしょ?
カローデンで私が死んだと思ってた』
信じられないという眼差しでクレアを見て
『ジェニーも私もーーーずっと死を嘆いていた』
はっという顔をクレア。
ジェイミーが横から『クレアも俺が死んだと』
『誤解のせいで離ればなれに』
『一体、今までどこに?』
ぎこちなくクレアは、
『ボストンよ 海を渡ったの 彼が死んだと思い込んで
早く戻るべきだったけど つい最近知ったの』
イアンの頬には涙が溢れる。
『それで俺に会いに うれしかった』
とジェイミー。
信じられないという表情で
はぁっっと顎を左右に振るイアン。
目頭を押さえる。
『それでなぜここへ?』とジェイミー。
『ヤング・イアンがまた家でしたんだ 会ったか?』
クレアはジェイミーへ向く
『ここには来てない いつ家出を?』
『数週間前だ 前回はお前の所に転がり込んだだろ?』
『家に送り返して以来、会ってない』
非難の眼差しでジィエミーを見つめるクレア。
『まったくどこへ行ったのやら ジェニーも心配してる』
『強制徴募されてたら? 息子に2度と会えない』
『その心配はない 徴募隊は子供を嫌がり港で放り出す
きっと戻ってくる』
『ここに来たら家に送り届けてくれ』
『約束する まだ他も捜すんだろ? 外まで送ろう』
イアンはクレアに微笑んで『それじゃ、クレア』
『また会えるわよね』『あぁ』
そう言って、出て行くイアン。
『クレアは納得したのか?』
イアンがジェイミーに問う。
『まだ話してない』
立ち止まりジェイミーを見つめ、
『隠し通せる話じゃないぞ』
『打ち明ける時機を待ってる』
『一生待つ気なのか?』
『きっと うまくいく 何もかも』
イアンに向かって笑顔で頷くジェイミー。
ベットで愛を交わすヤング・イアンとブリジット。
物音が聞こえて、2人は立ち上がる。
音のする方へそっと進んで行くと
パーシヴァルの隻眼の手下が部屋を漁っている姿が見えた。
ヤング・イアンはブリジットを帰して、
彼は男へ向かって行く
『叔父の店で何のマネだ!』
何をしているか分かるだろうと
『酒だるは?』
『そんな物はない、見てのとおりだ』
男はなおをもガサゴソを捜す手をやめない。
『さっさと出てけ!』
イアンは、男を掴みにいくが
胸ぐらを掴まれ
『奴と組んで密輸しているのは分かってる
教えろ 酒をどこに隠した!』
ダン!!!と棚に押し付けられる。
するとイアンの後ろの棚の秘密扉が開き
『おやおや これは何だ?』
イアンを床に放り投げ、
開いた扉の中にある冊子を手に取ろうとする
『触るな!!!』
イアンが男に掴みかかるが
ねじ込められ倒される。
”スコットランドのために””命を捧げよう”
冊子のタイトルを目にして
男は、『忙しい叔父だな』
ジェイミーが印刷した冊子が露わにななり、
『パーシヴァルを裏切った上に
扇動行為とは!』そう言って、
冊子を上着に入れようとする男。
イアンが抵抗しようとすると
男はイアンに向けて銃を放つ。
避けるイアン。
弾は、炉へそこから引火してしまう。
イアンは、柄杓に溶けた鉛すくって男に飛ばした。
男の顔にかかり、
ガァァァァ!!!!呻き声を上げる。
男は、顔を手で抑え呻きながら、外へ逃げて行ってしまう。
イアンは、懸命に火を足でもみ消そうとするが、
みるみる広がって行ってしまう。
煙に咳き込みながら、逃げ場を探すイアン。
火は勢いも増していく。
ジェイミーが部屋に戻ると
クレアは、暖炉の前で腕を組み、もの言いたげに待っていた。
『その顔の意味は 今も分かる』
『家族にウソをつくなんて』
クレアは、そう言ってソファーに座る。
『息子が密輸を手伝っているとはさすがに言えない』
『会ってるとは言えたはず 親が心配してる』
『でも息子は無事だ』
ワインをグラスを口にするジェイミー。
口調を強く『無事ですって?』思わずクレアは立ち上がる。
『親の許しも得ずに危険な仕事をしている』
ソファーの背に座る。
テーブルの椅子に掛けたジェイミーは、葡萄を口にして言う。
『2度返そうとしたがムダだった
さびれた街で見知らぬ人間と暮らすより安全だ
アバディーンやダンディーの方が危ない』
『でも話すべきよ』と諭すようにクレア。
飲もうとしていたグラスをテーブルに置き
『ジェニーやイアンと暮らしても世の中は学べない』
呆れた表情のクレア
『そんなことは問題じゃないわ』
立ち上がって
『親なら息子の場所を知りたくて当然よ なのにウソを?!』
『そうだ』
はっとジェイミーは笑い
『君は非難できるのか?』立ち上がり、
『俺と一緒に何人をダマしてきた?
パリでも生き抜くためにウソを』
クレアの前に歩み寄る
『今だって 過去の居場所を偽った』
クレアは首を振って
『罪のないウソよ 話しても理解できない』
『ウソに善悪があるとはね』
渋い顔をするジェイミー。
クレアに背を向けて
『親が心配する気持ちが分かるわけない!』
クレアはベットに座る
『あなたの子じゃないもの!』
振り返って『あぁ』と『俺の子はブリアナだ』
見つめ合う2人。
『育てられなかった』
その言葉に下を向くクレア
『君とフランクの育て方にも口を出せない
あんな…ビキニなんてものを着せて』
呆れた顔のクレア
『娼婦の方がまだ慎み深い』
『クライスト!』
クレアは、ため息交じりに『どんな堅い時代か忘れてた』
『娼婦か聖母しかいない
私たちがブリアナを犯罪者に育てて
密輸や犯罪者行為を教えたら満足なの?』
『貞操を失う危険はない』
ジェイミーの返答にハァ?!
ハッ!と思わず笑ってしまうクレア。
『娼館暮らしの人がよく言うわ!
フランクは娘にとっていい父親だった』
『そうか』とジェイミー。
『君にとってもいい夫だったと?』
『どういう意味?』
『俺に聞いたな? 誰かと恋に落ちたかと
彼を恋に落ちたのか?』
『違うわ フランクを愛してたのはあなたと出会うまでよ』
ドンドンドンドンッ!!!
『マルコムさんっっ』
マダムが扉を開けて
『カーフォックス路地で火事よ!』
『火事?』『俺の店が…?』
慌てて駆けつけると野次馬が沢山いて、店は燃え盛っていた。
店を唖然と見上げるクレアとジェイミー。
『なんてことだ!』
はっと思い出したように『イアン…』
クレアが持っていた自分の上着を掴むと
『ヤング・イアンが奥で寝ている!!!』と
ジェイミーは、階段を駆け上がって行く。
『ジェイミー!!!!』クレアが叫ぶ。
外套をマントにして店へ入ると中は火の海で
ジェイミーは、あたりを見回し、
階下に気を失って座っているイアンを見つける。
飛び降りて、イアンを起こす
『もう大丈夫だ』
咳き込む2人。
ジェイミーは逃げ道を探す。
外では、消防団が忙しく放水をする。
心配そうに店を見つめるクレア。
ジェイミーは印刷機を動かし逃げ道を作っていた。
『ミレディ!!!』
ファーガスとウィロビーがやってくる。
『ミロードは?』『イアンを助けに中へ』
窓から火が吹き出す。
ジェイミーは咳き込みながらも
暖炉の上の息子ウィリーの肖像画を大切に手にする
建物の一部が炎で崩れ落ちる。
『下がって!』
野次馬が乗り出している。
ジェイミーはイアンを担いで印刷機をよじ登る
2階に上がると1階の炎が勢し印刷機が燃え上がる。
入口の扉からジェイミーの姿が
『出てきた!!!』ファーガスが指を指す。
『ジェイミー!!!』クレアが叫ぶ。『よかった』
イアンを担いで階段を降りてくる。
その背後の柱が炎で崩れる。
駆け寄るクレアとファーガス
『早く!!!場所を開けて!!!イアンを下に!』
イアンの様子を見るクレア。
『大丈夫?』
『ええ 何とか』咳き込みながら答えるイアン。
僕のことはいいんだとジェイミーに
隻眼の男が店に入り込んでて…
もみ合いになって棚にぶつかったら扉が開いて、
冊子を見られたとイアン。
『落ち着け』とジェイミー
イアンは苦しそうに『パーシヴァルの手下だ』
『ミロード、奴に冊子が渡ったら、密輸以上の罪で捕まる』
とファーガス。
『あぁ、扇動行為は重罪だ。大逆罪なら死刑になり
パーシヴァルには大金が入る』
『ごめんよ 叔父さん 止められなくて』肩を落とすイアン。
『いいんだ、お前のせいじゃない』
ジェイミーは、2人とベリックへ行くと言うが
クレアが『ヤング・イアンを両親の元へ 自宅は安全よ』と言う。
頷くジェイミー『分かった』
『ラリーブロッホならパーシヴァルも追ってこない。
俺の名前しか知らないからな』
その前に仕事の話を
とファーガスとウィロビーを呼ぶ。
ウィロビーには、
『酒を売った金の取り分を渡す
レズリーとヘイズにも届けてくれ
目立つようなことはするな
おそらく お前も狙われている』
ファーガスには
『お前の取り分だ
隻眼の男をパーシヴァルに会わせるな
それとネッド・ガウアンをラリーブロッホへ
例の話を聞きたい』
ファーガスは『ミレディは別の場所へ』と言うが
『心配ない バルリガンは、領地から離れてる』とジェイミー。
『もう1人の妻のことを話した?』
『いや まだだ
安全な場所へ行ってから全てを説明する また連絡を』
『はい』とファーガス。
2人に指示し送り出し、
ジェイミーは、炎に飲まれる店を見つめるのだった。
次回予告
↓↓↓
Outlander | Season 3, Episode 8 Preview | STARZ
<STARZさんよりお借りしました>
****************
今回は原作と設定が違ってましたね〜。
何だか新鮮
おそらく映像化するには難しい箇所を削り
より簡潔にしたであろうと感じられます。
マーガレットのくだりも変えてありましたねぇ。
今後を見据えての設定替えかなぁ。
マイナーチェンジがそこかしこにありましたが、
私はすんなり受け入れられました。
ーーーと言うか、
原作の細かい部分をだいぶ忘れていていて(苦笑)
読み返してあぁ、そうだったなと思い出す。
原作の細かいエピソードがなくても十分楽しめるのが
今シーズンのドラマのすごい所。
原作にはないヤング・イアンとファーガスの仲良しぶりや
クレアとウィロビーの関わり合いなどなど。
特にヤング・イアンとファーガスの絡みは嬉しい
ファーガスがウブなイアンにあれこれと手ほどきしてあげるのは
見ていてとっても微笑ましい
可愛らしい2人です。
ファーガス=セザール氏のフランス訛りの英語にときめき
ヤング・イアン=ジョン・ベルくんのスコトランド訛りうっとり
そして、2人はジェイミーを憧れていて大好き。
台詞にははっきりと出てこないけれど
それがすごい伝わってくるのがまたイイ
そして、そして、クレアとジェイミー。
クレアを見つめるジェイミーの眼差しが
ジェイミーを見つめるクレアのキラキラした眼差した
たまりません!!!
クレアがジェイミーに険悪な雰囲気になった時、
スコットランド訛り調に喋ってましたね(笑)
再会して早々に言い合いしてますね(苦笑)
原作にはなかったこの険悪なムード。
原作以上のクレアの母親っぷりがリアルで、
いやいや真っ当な考え方で、
ジェイミーはジェイミーなりの考えがあるのでしょうが
『親が心配する気持ちが分かるわけない!』なんて
クレアそれは言い過ぎだよ
はっきりと言われちゃうと哀れやなぁ〜。
『その顔の意味は 今も分かる』って台詞好きだな。
ドラマならではって感じで。
のクレア=キャットの表情で分かる。
はい、私も分かったよジェイミー
もうどこでもいつでもトラブルメーカーなクレア。
と言うか私はジェイミーも同じだと思うんです。
なぜか事件を引き寄せ体質。
だってクレアを引き寄せちゃうんだもの(笑)
そりゃ〜大変だ。
でもそれが彼はいいんだもんね〜。
俺のプリントショップ…
燃えた店を見つめるジェイミーがとても切なかった
思い入れがあったもんなぁ〜。
ーーーそして、そして、
今回の私の一番ツボだったのが、
イアン!!!
スティーブン・クリーの演技にやられた!
普段はあんなにおチャラケ&おふざけの方が
あの演技!!!
クレアが生きてたことに驚きと喜びで
自然につつ〜と頬に涙が流れてきて、
あの表情!!!
あぁ〜〜〜巧いよ〜
もらい泣きするじゃんかよ〜〜〜〜っっっ
ジェイミーと話している時の
子供を心配する疲れた親の表情や
別れ際のクレアへの笑顔も良かった!
ーーー余談ですが、
今回、何回、扉をドンドンドン!ってされたでしょうか?(笑)
まとめていて妙に気になった。
いつも肝心な所に邪魔が入ちゃいましたね
さてさて、次は、いよいよですか?!
ジェイミーのもう一人の妻の登場です!!!!!
ぎゃ〜〜〜〜〜〜
私は、密かにネッド・ガウアンに会えるのを楽しみにしている
7話の解説
↓↓↓
Outlander | Inside the World of Outlander: Season 3, Episode 7 | STARZ
<STARZさんよりお借りしました>
薬草店の内装。
今回も細かい所まで凝っていて素敵ですね
↓↓↓
とにかく濃すぎるEP308を見てしまったので、薄くなってしまったこの回の感想をなんとか思い出してます。
この回はseason3のなかでは海外の評判がイマイチだと聞いていたのですが、私もpocoさんのおっしゃる通り、改変部分もすんなり受け入れられました。キャンベルが牧師だろうが、怪しい占い師の兄だろうがOK。でも、ということは、ジャマイカでの事件はカットかな? ウィロビーが命を大切にするキャラになってる感じもするし。これからウィロビーをどう動かしていくのか、興味あり。
この回は、まだこの時代に慣れていないクレアと、クレアがまたどこかに行っちゃわないか不安なところをみせるジェイミーと、そういう二人の距離感みたいなのはよく描かれてたと思う。
私が「うーん・・・」と唸ったのはジェイミーです。
なんか前回ウィリーのことを話すこととか、今回の娼館住まいを続けようと言うところとか、ブリアナを育てられなかったことを口にするところとかが、あれってなっちゃったんですよね。だってクレアは必死に約束守っただけだもん。まあ、クレアの言葉もちょっと強すぎたんだけど。pocoさんがおっしゃってた「親の気持ちはわからない」ってとこです。
ジェイミーって、フランクに対する嫉妬とか、ブリーを育てられなかった悔しさとかを、意志の力で抑え込んで表に出さないキャラだと思ってたんですよ。だから、原作の例の場面で気持ちが爆発して言っちゃった時に、「そうだよね、ジェイミー、そうだったんだよねー」って泣けたんだけど。
子供を育てられなかった虚しさ満載にしといて、子連れのリアリーによろめく設定か? と思ったら――当たっちゃった。
なんか、20年前の方が大人というか、やんちゃ坊主じゃん、今のジェイミー、とこの回の時点で思いましたわさ。
さあ、308。もうこれは語りたいこといっぱい!!
楽しんじゃったけど(笑)
pocoさん、忙しいのは承知の上で言わせていただきます。
「308の感想、プリーズ!!!」
ドラマをこうして文字で再現してくださるその表現力、毎回感嘆してます。
307は、
(あー、それ言っちゃダメ・・・)というセリフや
(うー、ここでそう来る・・・?)という展開に
つい、306をもう一度見直したく(二人の幸せな再会を思い出したく)なりました
>『親が心配する気持ちが分かるわけない!』なんて
>クレアそれは言い過ぎだよ
私も心からそう思いました・・・
1話ごとに内容がもりだくさんで展開が速いから
(諸々の原作との違いは)話を進めるうえで必要なことなのでしょうけれど
今回はいつもと違う意味でハラハラした気がします
ああでも(また横からすみません)くまくまさんのおっしゃるように、ふたりの距離感の表現、と思うとなるほど、と納得です。
そんな中、ファーガスとイアンのやりとりに心なごみました!
>特にヤング・イアンとファーガスの絡みは嬉しい
私もです
「大事なことはここからだ」(だったでしょうか?)というファーガスの台詞に私も「それは何?」とつい惹きこまれて、そんな自分に笑ってしまいました
キャラクターひとりひとりがそれぞれ本当に魅力溢れていて素敵ですね・・・!
>私は、密かにネッド・ガウアンに会えるのを楽しみにしている
私もです!
あー
308・・・!!!
poco さん、ブログ記事楽しみにしています!!!
こんにちは〜!
毎度ギリギリでお待たせして、すみません(苦笑)
海外評価低かったんですか?!知らなかった…
確かに前の回が幸せいっぱいの濃い回だけに
変わって、ギスギスな感じで、何だかなぁ〜と。
落差が激しい。
>子供を育てられなかった虚しさ満載にしといて
子連れのリアリーによろめく設定か?
凄いですね、予想大当たり!
結局は、それ以外に収めようがなかったか。
より、ジェイミーの孤独感を表したかったのかなぁ。
クレアにはブリーもフランクもいたし…。
ウィロビー、どうなるんでしょうかね。
動向に注目ですね。
また感想を遅くなってます。
次の回には間に合うと思います!!!
お待ち下さいませ〜〜〜。
こんにちは〜!
いやいや表現力ないっす(苦笑)
ないので長くなっちゃう。
本当に毎回展開早いですよね〜。
尺の問題もあるだろうけれど、
それをまとめるのも大変な作業ですよね。
どうなるかいつもドキドキします。
2人の距離感は、原作と違いよりリアルに感じますね。
本当に丁寧に描かれています。
キャラクターが立つのは、
俳優と脚本と演出と全てにおいてマッチした時に
起こる奇跡と思ってます。
アウトランダーはまさにそれ!!!
その上、どのキャラも個性&魅力的なのに
他を消さずに立っているって凄いことです。
また観たいサブキャラが数いるって、
なかなかないですよね〜。
また次が遅くなってます。
もう少しお待ち下さいませ〜〜〜!!!