徒然なるままに

描いたアクリル絵や料理など上げます。

読書感想

2020-07-22 18:45:42 | 読書感想文

疑う力

読書感想文

 

始めに、私はテレビを見ない。見るとしたらリビングでの食事の際に家族が付けているワイドショーやクイズ番組、バラエティ番組を“ながら見“しかしない。

テレビを見る時の私のメリットは時事的な物だ。その時の皆が知っている情報を受動的に齧ることが出来る。右や左に偏る事や、ワイドショーで語られる感想や個人的な意見はあくまで一意見として、こう考える人もいる、と受け取っている。そういった意見を聞いて参考にしながら、自分の意見や考えを作ることが必要だと思うからである。

テレビよりも本から得られる情報を大事にする私だから、本は一つの情報に対して複数読む。料理なら栄養学、養生学、薬膳に関しての情報を色んな角度から見ていく。類似の健康関連も並行で読み詰めていく。この方法がIQ的にも効率的だと思うからである。

こういった“効率”も結局は受け売りでしかない。この著書「疑う力」はそういった受け売り、思考のトレスを批判している。私は勘のいい方だと自負しているが、やはりこの本に対しても疑えと著書の文末に記されていた。何事も鵜呑みにしていては利用されて採取され続ける羽目になる。思考停止はやめて、考えろ。と言っているとも見える。

また、この“効率”も自分でもっと良い方法を考え見つけ出さなければ能動的ではない上、人と同じことをしていては抜きに出ることは出来ない。自分で考えれば思うような結論に辿り着けなくても、ただ受動的に行うより良いものを手に入れることが出来るだろうと私は思う。

思考を変えれば言葉が変わる、言葉が変われば性格が変わる、性格が変われば生活が変わる、生活が変われば人生が変わる。という言葉がある。

やはり行動に気を付けるには、目に見えない思考に注意を払う必要があるのかもしれない。

今回読破した著書において疑う点を一つ上げるとするならば、「日本の医療は安かろう、悪かろう」という一言である。

確かに改善の余地はある。何時間も診察に待たされ誤診という経験も私自身している。ただ、医療は安くなければいけないと思う。言われている通りのlineやスカイプでの診療になり、安く効率的で誤診率も少ないのであれば実行した方が良いと思う。ただ、アメリカを見ていると医療の崩壊による惨事に恐ろしいものが見て取れる、アメリカでは難病にかかれないと言われる通り、アメリカでは医療費が桁違いに高額だ。そんな医療の崩壊を招かず、今までよりも医療費が安くなるのであれば、医者への負担も大きい医療はAIに任せてかまわないと思う。強姦で訴えられた犯罪者を擁護している点は本当によく分からないが。

今回読んだ本は難しく、情報量が多かった為、得られたのはこうした方が良い、ああした方が良い、あれは違う、これは違うという意見でしかない。

ただ、疑う力を大してつけていない私には今回の著書で物事を疑ってかかり、違う視点から見ていくスキルを得るきっかけになれば幸いだ。私は古本屋でこの本を購入したので当人の直接の利益にはなっていないだろうが、古本屋でも置かれているだけで名前が売れるというメリットが当人にはあるのだろう。私が考えを噛み砕き整理するために学びと称して小論文を書くのと同じように。終。



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