歴史、特に歴史以前の話し、古代史も面白いのだが、中学最後の社会見学、上野鈴本演芸場?酉は初代円楽の二十四孝。
演題は、「二十四孝」「二番煎じ」「こんにゃく問答」この中で、一番、裏を知らないと楽しめないのが?「こんにゃく問答」。日本には禅宗が二つ、臨済宗、曹洞宗である。我が家も曹洞宗、マナスルも曹洞宗の坊主。練習本の様な物で学ぶ真面目宗派?どちらかと言えば?言葉の外に答えを求める様な?その禅寺の問答?臨済宗を、曹洞宗が小馬鹿にして?実際、内の先生は、東大寺でも、鎌倉臨済宗建長寺でも若い坊主に問答?面倒?を仕掛けて虐めていたのを思い出す。比較的若いお坊さんが?生徒達を案内するので、生徒達を虐めて楽しむ?内の先生方その者。
・その「こんにゃく問答」の中身は?問答を仕掛ける坊主の頭の中は、「十方世界は何で守る?」←「五戒で守る」。「三尊は如何におわす」←「眼下に在り」なのだが、偽住職の親父の頭の中は?「こんにゃく屋の親父でないか。十文で売ってボロ儲けだろ。」←「いや、五文で売っている。」「三文にまけろ。」←「あかんべー。」となるのだが、このすれ違いを、言葉無く無言で演技する珍しい落語。あらかじめの知識が無いと、本当の意味では楽しめない。種明かしは、最後に親父がするのだが、落語が終わって、大笑いする中学生を見て、不思議そうに首をかしげる、真打ちの落語家の顔がとても面白かった。僕等は、正月から、説明文で勉強していたのだ。判って貰えないだろうなと思いながら、苦心して演技する落語家の努力が?判っているとなお楽しい。それが「古典落語」の楽しみ方。江戸の「粋:いき」だ。
★この日本の言葉の芸術、文化や、歴史を壊してしまうのが「ポリティカルコレクトネスの言葉狩り」と言う訳だ。この先は?陰謀論風?後日。