『新訳・南州翁遺訓』(松浦光修編訳、PHP)を読む。
これまで読んだのとは別の解説本。本書の特徴は二つある。
一つは、原文の43条を、「政治の教え」「時代の教え」「事業の教え」「人生の教え」の四章にまとめている点。原文はさまざまな内容がアトランダムに並んでいるが、本書は編者の判断でテーマごとに括り直し整理されている。
もう一つは、文章を「インタビュー風」にしている点。そもそも本書は明治時代の西郷隆盛の談話記録。従ってインタビューの現場の息遣いを、現代風に蘇らそうと試みている。
条ごとに、編者の解説や経験談が補足されている。非常に読みやすいが、じゃっかん「右」に偏った感がある。プロフィールを見ると皇學館大学文学部の教授で専門は神道学だとか。納得(笑)。
これまで読んだのとは別の解説本。本書の特徴は二つある。
一つは、原文の43条を、「政治の教え」「時代の教え」「事業の教え」「人生の教え」の四章にまとめている点。原文はさまざまな内容がアトランダムに並んでいるが、本書は編者の判断でテーマごとに括り直し整理されている。
もう一つは、文章を「インタビュー風」にしている点。そもそも本書は明治時代の西郷隆盛の談話記録。従ってインタビューの現場の息遣いを、現代風に蘇らそうと試みている。
条ごとに、編者の解説や経験談が補足されている。非常に読みやすいが、じゃっかん「右」に偏った感がある。プロフィールを見ると皇學館大学文学部の教授で専門は神道学だとか。納得(笑)。