『僕らのヒットパレード』(片岡義男・小西康陽著、国書刊行会)を読む。
片岡義男・小西康陽という大の音楽好きによるコラボレーション。「芸術新潮」連載のリレーコラム他、二人の対談やそれぞれの音楽エッセイを収録している。
両者ともアナログ盤をこよなく愛しているのでレコードの話が多い。中古レコード店に入ると、ジャケ買いどころか、知らないレコードがあると箱ごと買ったりして、互いに披露したりプレゼントし合ったりするそうだ。
出てくる歌手やアルバムは、50~60年代のアメリカンポップスや歌謡曲が多い。じゃっかんB級の香りがするが、普段聴かない分野だけに興味深い。
小西康陽については、ピチカートファイブ時代はよく聴いたし、ライブにも行った。DJイベントにも2度参加したことがある。繋いでいく曲が、いわゆるシャレたものばかりではなく、歌謡曲や民族音楽などバラエティに富んでいる。「この流れでこんな曲挟むかあ」と意外性に感心したことが何度もある。そんな彼の引き出しの多さを支える音楽的バックボーンがよく分かる。
ジャケットに対するコメントがたくさん述べられているが、写真の掲載が少ないのが残念である。
片岡義男・小西康陽という大の音楽好きによるコラボレーション。「芸術新潮」連載のリレーコラム他、二人の対談やそれぞれの音楽エッセイを収録している。
両者ともアナログ盤をこよなく愛しているのでレコードの話が多い。中古レコード店に入ると、ジャケ買いどころか、知らないレコードがあると箱ごと買ったりして、互いに披露したりプレゼントし合ったりするそうだ。
出てくる歌手やアルバムは、50~60年代のアメリカンポップスや歌謡曲が多い。じゃっかんB級の香りがするが、普段聴かない分野だけに興味深い。
小西康陽については、ピチカートファイブ時代はよく聴いたし、ライブにも行った。DJイベントにも2度参加したことがある。繋いでいく曲が、いわゆるシャレたものばかりではなく、歌謡曲や民族音楽などバラエティに富んでいる。「この流れでこんな曲挟むかあ」と意外性に感心したことが何度もある。そんな彼の引き出しの多さを支える音楽的バックボーンがよく分かる。
ジャケットに対するコメントがたくさん述べられているが、写真の掲載が少ないのが残念である。