昼食を済ませ、「買い物をしたいか?」と聞かれるので、「買い物はもう、いいのでゆっくりしたい」と言うと、陸さんのお宅に案内してくれました。
中国の建物は、外観は普通でも中はとても綺麗な家が多いのですが、彼女の家もとても素敵でした。 全く中国の雰囲気ではなく、やはり西洋風なインテリア、特にレースのカーテンがセンス良く、家具も統一されていて落ち着いた感じです。
感激したのは、夫が送った家族の写真を大切にファイルしてあって、20数年前の私達に出会えた事です。
列車から降りたとき、彼女が直ぐに私の手を握ってきたので、どうしたのかと不審に思ったのです。 と言う事は、20年前の写真で直ぐに私と分かったと言う事で・・・・・。
彼女の若い頃の写真、結婚式の写真、新婚旅行の写真・・・沢山見せていただきました。
その最中も、熱情な中国人は次から次へと食べ物を勧めてきます。
御菓子、みかん、木の実・・・私達はお茶は頂かないと言ってあったので、「これはどうか? 是も飲めるか?」と聞いてきて、中国式にお茶を入れてくれました。
「最後の食事は私の家で・・・。」と言っていたので、彼女の家で頂くものとばかり思っていました。
「時間になりましたので」と、又車に乗って移動です。
着いた所は大きな中華料理店です。 通された所には陸さんのご主人と息子さんが、彼はまだ休みに入っていないのでご主人が学校まで迎えに行かれたとか。
史さんの可愛いお嬢さんも加わって。思いがけず、三家族と私達11名の宴会となりました。
徐さん(運転手さん。失礼!)の奥様は本当にキャリアで仕事が忙しく抜けられないとかで欠席です。
またまた沢山の料理が並びました。 そのお店は牛の骨の煮物で有名らしく、先ずは人のコブシ1個ほどの骨の回りに付いた肉をビニールの手袋をして、むしって食べます。そして切ってある骨にストローを突っ込み中の髄を吸うのです。コラーゲンたっぷりな素晴らしい一品です。
お酒の飲めない夫に合わせて下さったのか、皆さんお酒を飲まずに楽しくおしゃべりを。
本当に申し訳ないくらいの歓待を受け、恐縮しきっている夫に、皆さん「何を言っている、我々は『好朋友!』(親友)だ!」と言って下さいました。
本当に心からそう思っていて下さるようでした。
時間が過ぎ、そろそろ駅に向わねばと、皆で記念写真を撮りました。
すると陸さんが「一寸待って!」と大きな荷物を取り出しました。
私達家族一人一人への贈り物です。夫へのプレゼントは『何れ「三国志」を中国語で読みたい』と言っていたのを覚えていらして、高価な三国志の本でした。
それにハルピン名物の大きなパン、ソーセージ・・・。
私はプレゼントの品よりも彼女の愛を感じました。
日本から来た一人の友をこれほどの「熱情」で、もてなして下さるのです。
たまたま、彼女達が裕福な中国人だったから、有り余る美味しい食事や高価なプレゼントを頂きました。
でも、そんな物が無くても、中国人は「熱情」な人々です。
私達も中国人の「熱情」をありがたく受け留め、何かでお返しできるように、頑張って行きたいと思います。
私の文章力では表現できませんでしたが、この度の旅行は単なる「氷祭り」見物ではなく、「中国人の熱情劇場」を感じる旅だった様に思います。
いつも良い人々に出会え、喜び、楽しんで生活できる事に感謝しています。
終わり
付録;帰りは李さんは瀋陽で降りる事になっていました。
瀋陽着は02:20と連絡をし、ご両親が駅まで出迎えてくれる事になっていたのですが、最後まで何が起こるか分からない中国では、汽車は2時間も遅れて瀋陽に到着しました。 その間ご両親はずっと駅で待っていて下さったのです。手には私達へのお礼の品を携えて・・・。やっと李さんをご両親にお渡しし、ゆっくり休む事ができました。
中国の建物は、外観は普通でも中はとても綺麗な家が多いのですが、彼女の家もとても素敵でした。 全く中国の雰囲気ではなく、やはり西洋風なインテリア、特にレースのカーテンがセンス良く、家具も統一されていて落ち着いた感じです。
感激したのは、夫が送った家族の写真を大切にファイルしてあって、20数年前の私達に出会えた事です。
列車から降りたとき、彼女が直ぐに私の手を握ってきたので、どうしたのかと不審に思ったのです。 と言う事は、20年前の写真で直ぐに私と分かったと言う事で・・・・・。
彼女の若い頃の写真、結婚式の写真、新婚旅行の写真・・・沢山見せていただきました。
その最中も、熱情な中国人は次から次へと食べ物を勧めてきます。
御菓子、みかん、木の実・・・私達はお茶は頂かないと言ってあったので、「これはどうか? 是も飲めるか?」と聞いてきて、中国式にお茶を入れてくれました。
「最後の食事は私の家で・・・。」と言っていたので、彼女の家で頂くものとばかり思っていました。
「時間になりましたので」と、又車に乗って移動です。
着いた所は大きな中華料理店です。 通された所には陸さんのご主人と息子さんが、彼はまだ休みに入っていないのでご主人が学校まで迎えに行かれたとか。
史さんの可愛いお嬢さんも加わって。思いがけず、三家族と私達11名の宴会となりました。
徐さん(運転手さん。失礼!)の奥様は本当にキャリアで仕事が忙しく抜けられないとかで欠席です。
またまた沢山の料理が並びました。 そのお店は牛の骨の煮物で有名らしく、先ずは人のコブシ1個ほどの骨の回りに付いた肉をビニールの手袋をして、むしって食べます。そして切ってある骨にストローを突っ込み中の髄を吸うのです。コラーゲンたっぷりな素晴らしい一品です。
お酒の飲めない夫に合わせて下さったのか、皆さんお酒を飲まずに楽しくおしゃべりを。
本当に申し訳ないくらいの歓待を受け、恐縮しきっている夫に、皆さん「何を言っている、我々は『好朋友!』(親友)だ!」と言って下さいました。
本当に心からそう思っていて下さるようでした。
時間が過ぎ、そろそろ駅に向わねばと、皆で記念写真を撮りました。
すると陸さんが「一寸待って!」と大きな荷物を取り出しました。
私達家族一人一人への贈り物です。夫へのプレゼントは『何れ「三国志」を中国語で読みたい』と言っていたのを覚えていらして、高価な三国志の本でした。
それにハルピン名物の大きなパン、ソーセージ・・・。
私はプレゼントの品よりも彼女の愛を感じました。
日本から来た一人の友をこれほどの「熱情」で、もてなして下さるのです。
たまたま、彼女達が裕福な中国人だったから、有り余る美味しい食事や高価なプレゼントを頂きました。
でも、そんな物が無くても、中国人は「熱情」な人々です。
私達も中国人の「熱情」をありがたく受け留め、何かでお返しできるように、頑張って行きたいと思います。
私の文章力では表現できませんでしたが、この度の旅行は単なる「氷祭り」見物ではなく、「中国人の熱情劇場」を感じる旅だった様に思います。
いつも良い人々に出会え、喜び、楽しんで生活できる事に感謝しています。
終わり
付録;帰りは李さんは瀋陽で降りる事になっていました。
瀋陽着は02:20と連絡をし、ご両親が駅まで出迎えてくれる事になっていたのですが、最後まで何が起こるか分からない中国では、汽車は2時間も遅れて瀋陽に到着しました。 その間ご両親はずっと駅で待っていて下さったのです。手には私達へのお礼の品を携えて・・・。やっと李さんをご両親にお渡しし、ゆっくり休む事ができました。