米軍の最新兵器「神の杖」の照準は富士山?
神の杖または神からの杖は、アメリカ空軍が開発中と噂されている宇宙兵器。
運動エネルギー爆撃とも呼ばれる。
実在を信ずるに足る根拠はない一方、インターネット上を中心に話題となっている。
運動エネルギー爆撃または運動軌道攻撃は、軌道上から不活性な運動弾で惑星表面を攻撃する仮想的な行為であり、破壊力は、非常に高速で衝突する弾丸の運動エネルギーに由来する。
この概念は冷戦時代に生まれたものである。
富士山大噴火「避難できる可能性はほぼゼロ。最悪、死に至る」という衝撃の想定…!
首都圏を待ち受ける《地獄絵図》の全貌
気象庁は、富士山が大規模に噴火した際、首都圏などに大量の火山灰が降る事態に備え、広範囲・長時間の降灰を予測する「広域降灰予報」を導入する方針を固めた。
富士山はいつ噴火してもおかしくない――。もはや国もそう認めている。南海トラフ地震に匹敵する、日本が直面する危機、それが富士山の大規模噴火なのだ。
前編記事『すでに秒読み、富士山の大規模噴火で「東京は完全停止」する…たった数センチの降灰で起きてしまう《地獄のシナリオ》』では、富士山が噴火したら、どれだけの被害規模になるのかを見てきた。
引き続き、その被害の甚大さを明らかにしていく。
首都機能がマヒする恐れも
こうした降灰の影響を受ける地域・世帯は最大でどれくらいに及ぶのか。それを示したのが、〈首都圏に暮らす4400万人のうち2700万人に物資が届かず、3600万人が停電に遭遇する〉という政府の試算だ。
あくまでひとつの想定ではあるが、噴火についての研究を行う日本大学自然科学研究所の上席研究員の高橋正樹氏は決して大げさな数字ではないとしてこう解説する。
「宝永噴火と同じ規模の火山灰が降るなら、まず、静岡から神奈川は甚大な被害に見舞われることになります。
宝永噴火では横浜市の一部で30センチの降灰がありました。より富士山に近い場所なら、それ以上です。雪と違って溶けることのない灰が積もれば、しばらくの間交通機関は麻痺し、物流が滞ります。場合によっては、神奈川全域が機能不全に陥ることも考えられるでしょう。
また、風の流れによっては、東京方面にも同程度の火山灰が降る可能性もあります。横浜以上の大都市である東京で相当量の降灰があれば、首都機能が麻痺する恐れがあります」
「行政が対応できる規模ではない」
首都圏に大規模な降灰があれば、食料や飲料の供給が滞ることによる災害関連死が起こるだろう。医療機関の機能もストップし、持病を持つ人などは適切な治療を受けられなくなり、最悪、死に至る。まさに「地獄絵図」というほかない。
現状、この数字は公開されていない。内閣府にその理由について問い合わせると、
「(試算が正確かどうか)固まっていないところもあり、その段階で一般に公開すると混乱を生じさせる恐れもあるため、現状では公表を控えております。いままさに試算の妥当性と、広域降灰対策を進めています」
との回答があった。
政府関係者によると「あくまで想定といえども、3000万人近い被災者の数はインパクトが大きすぎて、逆に現実感をもって受け止められないかもしれない。この試算数値をもとに、表現や伝え方を検討していくつもりだ」とのことだが、そもそもこのような数値をもとにすると、対策の立てようがなくなってしまう、というのが本音かもしれない。
「もし首都圏の2700万人が被災するようなことになれば、行政が対応できる規模ではありません。首都直下型地震でも、想定される避難者は最大で約720万人。それでも避難場所の確保は困難と言われていますが、富士山噴火の場合は、被災者の数がその何倍にもなってしまう。首都圏近郊に備蓄品を蓄えておくにしても、管理コストは莫大に膨らみます」
火山灰の除去にも課題は山積み
火山灰が降らない埼玉などに避難できればいいが、電車が止まり、飛行機も飛ばない。降灰が少なく、車が運転できたとしても、途中で降灰量の多い地域に差し掛かり、立ち往生を余儀なくされる恐れもある。
歩いてどこかに向かおうにも、火山灰がどの地域にどれだけ降るかは、簡単には予測できない。結果、避難をするつもりが危険な目に遭うことになる可能性が高い。
「避難に成功した場合でも、この規模の降灰が起きた場合、避難後に元の地域に戻って生活できるかどうかは疑問が残ります。もしも30センチもの灰が積もった場合、その除去はどうするのか。どれくらいのコストがかかるのか。そういうことを考えると、途方もない対策が必要になります」
除去した火山灰は最終的に埋め立て処理されたり海洋投棄されたりするのだが、それまでの一時的な保管場所として、東京ドーム約280個相当の空間が必要となる。
被災県や近隣県の公園やグラウンドなどが仮置き場として利用される想定だが、現状、その空間が全く足りていないことが明かされているのだ。
そうした数字をいたずらに公開しても、不安をあおるだけ。政府としては「では、どうすればいいのか」の解決策が見えるまでは公表したくないわけだ。
2週間分の備蓄が求められる
とはいえ、十分な想定や対策が行われる前に噴火が起こる可能性はある。物流の麻痺に停電、長期間に及ぶ復興作業。首都圏を直撃する凄惨な事態にどう対応すればいいのか。前出の高荷氏はこう指摘する。
「首都圏全域に影響が出るような降灰の場合、行政は混乱を避けるためにも一定期間の自宅待機を呼びかけるでしょう。そして緊急車両や食料を運ぶトラックが通れるように懸命に道路の復旧作業を行います。
その復旧までのあいだ、耐えられるだけの備蓄を個人個人が進めておく必要があります。
大震災や水害対策では、最低3日分、できれば1週間分の備蓄が求められていますが、富士山の噴火に備えるなら、2週間分の備蓄が必要ではないでしょうか」
「噴火の規模がどれくらいになるのかはもちろん、次の噴火が溶岩を中心に噴出するタイプなのか、前回の宝永と同じく火山灰を大量に噴出するタイプになるのかもわかりません。
噴火という不確定な事象に対して、様々な想定をしておき、実際の被害が想定よりも小さくなることを願うしかないのです」
一定以上の備蓄をしたうえで、最悪の事態が起こらないように祈る。
大規模な自然災害の前では、われわれにできることは限られているのだ。
※この記事は「週刊現代」2024年1月27日号の記事を再編集したものです
2015年8月18日 · 米国の独立メディア、「ナチュラル・ニュース」が米中戦争勃発を報道。神の杖-
・中国とアメリカの戦争は既に始まっている。
・天津の爆発事故は、中国元の通貨切り下げの報復としてペンタゴンの宇宙兵器によって実行されたものである
・現在、軍用ヘリコプターが北京を警備中
大陸中国の反体制派の人間が、私たちナチュラルニュースに対し、次のとんでもない情報を提供してくれた(情報の小さな更新・編集追加済み。詳しくは下記参照)
中国大陸の反政府の人物によると、天津の爆発事故は、中国元の切り下げという中国の通貨戦争に対する「動的報復」の行為としてペンタゴン(米国防総省)によって遂行されたものであるという。
中国政府はこの不可解な爆発に関して前代未聞の秘密主義を実施し、現在はこの事件を取り巻く情報の流れを統制するための侵略的な警察国家戦略が起動されている。
イギリスのデイリーメール紙:
「先週の爆発は空中に巨大な火の玉を送り出し、世界10位の規模の港湾の工業地域全体には燃え盛る瓦礫が強く投げ出され、数キロメートル離れた場所でも窓ガラスが粉々になっていた」
現在のところ死者114人を出したこの爆発に関する中国政府による公式な説明は、完全なごまかしに過ぎない。
ナチュラルニュースが確認したところによると、中国はこれから18日間以内に地域的な戒厳令を宣言するという。これは人間や情報の動向を完全にコントロールするためである。
中国政府はレポーターが同地域に入ることを禁止し、この巨大な爆発の原因についての、政府が「陰謀論」と称している情報を公開したブロガーを逮捕し始めている。
中国は天津の爆発に関する報道を報道管制しているのである。
中国とアメリカの両国では、政府が市民に知られたくないことがある場合には、国営の全メディアでの報道を検閲し「情報の全体主義化」を実施している。
また、今回の巨大な爆発の前後には、中国政府は北京上空を編隊を組んだ「黒いヘリコプター」を飛行させている。
(更新情報:当初、この記事では問題のヘリコプターは爆発の後に飛行し始めていたと伝えていたが、この点について指摘があった。
中国国内の反体制の人物がこれらのヘリコプターの写真を複数撮影しており、私たちナチュラルニュースに届けることに成功している。
「ドルの崩壊と米国債の売却をやめろ」というアメリカからの威嚇射撃
天津への攻撃は、間もなく中国が自国通貨の金(ゴールド)の裏付けを発表し、同時にアメリカの債務保有分の処分特売を宣告しそうになっていることを恐れたアメリカ政府による威嚇射撃であったと信じる理由があると中国反体制の人物らはナチュラルニュースに伝えてくれた。
中国のそのような行為があれば、米国ドルは崩壊、経済は破壊されてアメリカは経済の急激な悪化を受けることになるだろう。
私たちに伝えられたところによれば、米国防総省による兵器「神の杖」の配備は、アメリカがこの攻撃を単なる国内の化学爆発に見せかけつつ中国へ強力なメッセージを伝えるための「船首前方への威嚇射撃」のようなものであるとのことだ。
イベントの時系列:
中国の通過切り下げから、米国防総省によるわずか数時間後の攻撃開始まで
以下のイベントの日時を検討:
2015年8月11日
中国が元を1.9%切り下げ、世界中に「衝撃波」を送りだし、アメリカ経済に対する「壊滅的な」な影響を誘発する
8月12日
アメリカ国防総省が、「神の杖」で天津を攻撃。
同兵器は天津市の端にある6つの街区を瞬間的に破壊し、アメリカが第二次大戦で広島や長崎に世界で初めての原子爆弾を落としたのと不気味なくらい似通ったメッセージを送ったのである。
(そう、アメリカは一般市民に大量破壊兵器を落とすことを厭わない。すでに2回も行っているのだから!)
(シュミータを理解している方にはご存知の通り、日本に原子爆弾を落としたのも同じくシュミータの年、ちょうど70年前の1945年8月の月であった。ちょうどシュミータで言うと10周期前、あるいは「10シュミータ」とでも言えるだろうか?)
8月16日
オバマが容赦のない警告を発する。
「・・・秘密裏にアメリカ国内で活動を行っている中国職員の存在について」
「そして、アメリカ当局は中国政府によって支持されたのではないかと疑惑を持っているコンピュータ上での何百万もの政府職員のファイルの盗難や中国の市民の自由の弾圧、そして通過の切り下げなど、いくつかの問題点に関して同時にアメリカおよび中国の政府間における緊張感が高まる時にそれは起きている」
ペンタゴンの秘密の宇宙兵器
天津の爆発は、軌道上から落とされた「神の杖」兵器を含めたアメリカの宇宙ベースの兵器の実験だったのではないかと、複数のアメリカのウェブサイトは現在のところ、推測している。
「(結果としてできた)中国の湖(クレーター)は、5キロトン相当の爆発であったことが証明されており、おそらくは核兵器、あるいは宇宙往還機に配置された兵器、『神の杖(写真の左)』であった可能性がある」
「ソビエトによる核実験の画像をいろいろと見た後では、中国にできた新しい湖は、少なくとも5キロトンの核爆弾相当、地面すぐ下(サブサーフェイス)での爆発によってできた様に見受けられる・・・これは事故などではなく、クレーター周辺の破壊様式からはこれがサブサーフェイス爆発であったことを証明している
これがサブサーフェイス爆発であったとすると、核兵器は土に押さえつけられた場合には目がくらむような閃光は起こらないため、小型の核兵器であった可能性が最も大きいであろう。わずかに地面の下での爆発だったとすると、カメラのセンサーが奇妙なアーチファクトを感知しなかったことも説明がつく。
そしてもしこれが核兵器でなかったとすると、燃料気化爆弾以外の信じられない巨大な何か別なものであったであろう。なぜなら燃料気化爆弾ではクレーターはできないからである」
宇宙ベースの運動エネルギー弾が、地上のターゲットに「落とされた」場合について、2004年のポピュラー・サイエンス(Popular scienece)上の記事にて説明がなされている。
「地上からの指示を受けた場合、標的を狙う人工衛星がそのパートナーに対してダーツを落とすように命令を下す。
誘導された『杖(ロッド)』は熱被覆によって保護された状態で大気圏に突入する。移動速度は秒速11kmで、流れ星の移動速度に匹敵する。
結果:標的の完全な壊滅。たとえ標的が地下深くに埋蔵されていたとしてもだ」
「必要な時は、この発射物を地球の表面の標的に単独、あるいは一斉に急降下させるよう指令を出し、犠牲者を公転の速度で直撃破壊することが可能だ。
発射物の運動エネルギーが放出されると、その爆発力は従来の大型爆弾に匹敵する」と、 Armaghplanet.comでは説明している。
情報と人間の完全コントロールをフル稼働させるために、中国は戒厳令を発するであろう
これから数日の間に、北京中に戒厳令が布かれるだろうと反政府の人間がナチュラルニュースに話している。
その一方で、中国政府は、あらゆるインターネット上のトラフィックを詮索し、VPN(仮想プライベート・ネットワーク)へのアクセスをブロックするファイアウォールを稼動させているが、同政府はインターネット上のトラフィックのフィルタリング(情報の選別)の際の赤旗キーワードに天津を追加している。
地方の警察ではすでに、天津で何が本当に起こったのかを報道しようと試みたブロガーや独立系ジャーナリストの奇襲を開始している。
中国政府は、完全な隠蔽作戦を繰り広げているのだ。
私たちが聞いたところによると、中国政府は現在、天津および北京の両都市の周辺の沿道にチェックポイントを設置しているという。
そして、人間の動向をコントロールする目的で新しく実施されている警戒態勢には次のような活動が含まれている。
・全ホテルでは、宿泊客のパスポート番号や国籍、氏名、宿泊室からかけられた電話などを含めた詳細情報が政府に報告されている。
・現在、ホテル以外に滞在している観光客は地元警察に登録することが求められ、登録していない場合は逮捕される可能性がある。
・現在、シュタージ(東ドイツの諜報機関)のような従順な警察のための密告者として働いている雇用者は、赤いアームバンドを身に着けている。
アメリカで強行採決された「何かを見たら、何かを伝えなさい」の中国版である。
・現在、北京および天津一体では、ヘリコプターが巡回を行い、軍用ヘリコプターが強さを示すショーのように編隊を組んで飛行しているのが定期的に目撃されている。
・現在、労働者の膨大な人口が地下住居に生活している。
もしこの戦争がエスカレートしたら、世界通貨戦争を起動させることになるかもしれない
この中国とアメリカの間の秘密の戦争がエスカレートを続けた場合、最終的には両国の経済を壊滅状態においやるだろう。
中国・アメリカ両国は現在、負債に基づいたバブル経済が解体され始めたことによる株式市場の衝撃波を経験しているところだ。
このような不安定な財政基盤の時期において、大衆からの信頼を転覆させ、通貨や市場から大量の人間の脱出(移住)を解き放つにはさほど困難なことではない。
そしてまた、アメリカ合衆国は通貨の取引ゲームを戦争行為と認識し、一方ではこのような出来事に「運動エネルギー弾の使用」を正当化していることは明らかである。
2011年にオバマ大統領が発動した政府政策と、これはすべて完全に同じ立場に立っているものだ。
「米政府は非核兵器を、同政府に対するサイバー攻撃への応答として使用することを検討するだろう」
オバマ政権のサイバー・セキュリティに対する戦略についての声明の中では、合衆国について次のように述べている。
「サイバー空間上における敵意を持った行動に対しては、我が国への他のいかなる脅威に対して行うのと同様に対応するであろう」
「我々は我が国、我が同盟国、パートナー国そして私たちの興味(利権)を守るため、適用される国際法には、適切しかつ一貫性を保ちつつ、外交、情報、兵力そして経済などありとあらゆる必要手段を用る権利を留保する」
米国防総省の広報官Dave Lapan大佐は、オバマ政権の政策では、サイバー攻撃に対する軍事的反応の可能性を排除してはいなかったことを裏付けている。
「周辺諸国での中国の影響力だけを見ても、支配の恐怖をかきたてるかもしれないが、アメリカの伝統的な国益の追求への努力は軍事方位の一種として受け止められる可能性がある。
両サイドは、相手国の最も深い憂慮を喚起させかねないような、一見すると伝統的かつ合理的な流れによるというニュアンスを理解しなければならない。
両国は連携して、両国の平和的な競争についての境界線を引き、その領域を規定するよう努力するべきである。
アメリカが通貨による戦争攻撃を「サイバー攻撃」として定義するのであれば、電子的「攻撃」(通貨攻撃)が米国防総省による運動エネルギーによって応酬される、という新しい戦争の教義が始めて適用されたのを、私たちは目撃したことになる。
これが今以上にエスカレートしないように祈ろう。
天津爆発の真相 / ペンタゴンによる宇宙秘密兵器 「神の杖」
全長6メートル、直径30センチの飛行体を探知、追跡することは難しい。
また、検知できたとしてもマッハ10と超音速は現状の技術は撃墜はほぼ不可能である。
マッハ10の運動エネルギーにタングステンという硬度金属は高い貫通力を擁し、どんなに強固な地下要塞でも防御壁を貫通してしまう。
北朝鮮の金正恩も神の杖からは逃れることはできないだろう。
「神の杖」というな名の悪魔の兵器
「神の杖」と兵器をご存知だろうか?アメリカで計画されているといわれる恐ろしい宇宙兵器で、人工衛星から放たれた金属の槍で地上を破壊する、天空から轟く神の怒りを現したような兵器だ。
この宇宙兵器のアイデアは、1950年代に米軍の研究機関であるランド研究所によって考案された。
「Project Thor(プロジェクト・トール)」 と名付けられたプロジェクトは冷戦下の激しい宇宙開発、対ソ連兵器として開発されたが、衛星の製造、打上、ロッド1本あたり2億3千万ドルという爆弾な予算がかかること、そして、1967年に宇宙条約(※1)に署名したことで、すべての研究が停止された。
しかし、その後、2003年の米国防総省の報告書は、技術の進歩に照らして、コストが削減され、そのような兵器システムを打ち上げることの実現可能性に言及しており、米軍が極秘に開発しているのではないかと噂されている。
※1 宇宙条約では核兵器など大量破壊兵器を運ぶ物体(ミサイル衛星等)を地球を回る軌道に乗せたり、宇宙空間に配備してはならないと定められている。
構造
金属棒(ロッド)
ロッドの大きさは全長6メートル、直径30センチと電柱程の大きさで重量は100kgある。
材質には徹甲弾にも使用される硬度が高いタングステンや戦車の装甲に使われるチタンを使う。
タングステンの融点は3,400℃、チタンは1,600℃と高く、大気圏突入時の高温にも耐えることができる。
なるべく空気抵抗を無くすために先端は細く尖っており、まさにデカい串だ。
金属棒の後ろにはロケットブースターが搭載されており、射出後も軌道修正ができる。
衛星
搭載する衛星は地球周回軌道上にある。これは高度2,000km以下の低い軌道で、例えば国際宇宙ステーション(ISS)は高度400kmに位置している。
そこを周る衛星には金属棒を発射する12本の発射管が円状に搭載されており、12本の金属棒を装填している。
ロッドを全弾射出しても、再装填が可能なように設計されている。
威力
地球周回軌道を回る人口衛星の軌道速度は秒速7.9km。その速度から射出されたロッドは落下の自然エネルギーも含め、最大スピードは、音速の10倍のマッハ10まで達する。
ロッドには爆薬などは一切搭載されていないが、質量100kg、速度マッハ10の運動エネルギーはTNT爆薬、約11.5トンに相当、これは広島原爆の1000分の1程の威力。
これは通常兵器としては米軍最強といわれている米空軍のMOAB(写真下)の威力に相当する。
用途MOABと同等であれば、それを使えばいいと思うが、神の杖には他の兵器にはないメリットがある。
全長6メートル、直径30センチの飛行体を探知、追跡することは難しい。また、検知できたとしてもマッハ10と超音速は現状の技術は撃墜はほぼ不可能である。
マッハ10の運動エネルギーにタングステンという硬度金属は高い貫通力を擁し、どんなに強固な地下要塞でも防御壁を貫通してしまう。
北朝鮮の金正恩も神の杖からは逃れることはできないだろう。
神の杖
神の杖というと有名なのはギリシャ神話に登場する神ヘルメースのケーリュケイオンという翼と二匹の蛇が巻き付いた杖。
この杖は死にゆく人に用いれば穏やかになり、死人に用いれば生き返るという魔法の杖である。
これと似たような杖では同じギリシャ神話に登場するアスクレピオスの杖があり、これは名医アスクレピオスが使っており、医療・医術の象徴だった。
神の杖とは人に生をもたらすものであり、奪うものではない。
名付けた人は神にでもなったつもりかもしれないが、これは人の命を奪う「悪魔の杖」である。