コロナ禍でワクチンによる“突然死”が世界中で激増!!
「事故や自殺などの外因性の原因がなく、それまでまったく病気がないか、あっても安定した状態にありすぐに悪化する気配がなかったのに、 突然病気が発症して24時間以内に死んでしまう場合」を突然死 と呼んでいます。
とくに、発病から1時間以内に亡くなってしまったケースを「瞬間死」ということもあります。
突然死を起こす直接の 原因の約半数は心臓 です。
残りは脳(くも膜下出血や脳内出血、脳梗塞など)や呼吸器系に原因があると言われています。
実際に突然死した人の実態を把握するのはとても難しいようです。
なぜなら、突然死というのが死亡の原因ではなく、死に方の問題だからです。 ただ、突然死する人は意外に多く、亡くなる人の5人に1人が病気を発症して24時間以内に亡くなっているとも言われています。
危険度チェックリストと医師が教える「死なない習慣」
コロナ禍のいま、ひそかに“突然死”が増えているのをご存じだろうか。
「直近の症例はストレス心筋症によるものです」
そう語るのは、日本循環器学会専門医で、すぎおかクリニック院長の杉岡充爾先生。
「コロナ禍の制約された生活を送る中、過剰なストレスがかかり、自律神経に異常をきたして心臓の一部が動かなくなったケース。
家にいてテレビを見る時間が増え、不安や怒りを煽(あお)られるメディアパニックから過剰なストレスを感じ、同様の症状に陥ったケース。
どちらも論文で発表され、突然死の事例が報告されています」
女性も心筋梗塞に要注意を
そもそも突然死とは、医学的には「発症から24時間以内の予期されなかった死亡(外因性のものを除く)」と定義されている。
原因として心臓の病気が多く、その数は年々増加傾向にあるという。
「動脈硬化によって心筋梗塞を招き、突然死につながるのが典型的なパターンです。
動脈硬化とは、血管の内側にコレステロールや脂肪などがたまり、血液の通り道を狭める状態。
進行すると血管を詰まらせ、心筋梗塞や脳梗塞に至ります。要するに、突然死の多くは血管が詰まって起こるのです」
「ひと昔前は、心筋梗塞といえば50代、60代の男性が要注意でした。しかし今は食生活の変化で同年代の女性も注意が必要。
また女性の社会進出が進み、職場のストレスも重なってくる。さらに女性の場合、エストロゲンという心身を守ってくれるホルモンが、閉経後、減少していく点でも注意が必要でしょう」
一方、秋冬は心臓発作で倒れる人がいちばん多い季節。大きな寒暖差による血圧変動で起こるヒートショックの注意も必要で、突然死のリスクは日常の多くの場面に潜む。
しかし血管の詰まりは自分で認識できるものではない。ゆえにある日突然、心臓病などを発症して思い知らされる。
今年1月20日、お笑いコンビ・爆笑問題の田中裕二さん(56歳)が、前大脳脈解離によるくも膜下出血、脳梗塞で緊急入院したのもその一例。
「前大脳脈解離とは脳の前のほうにある血管が解離、すなわち炎症を起こした状態です。
血管の炎症が続いて病気を発症するわけですが、この炎症はミクロレベルなので、脳ドック(MRIなど)で調べてもわからないケースが多い。
ですから、血管が炎症や痙攣を起こさないような生活を送ることが、突然死につながる心臓の病気を防ぐキモになります」
“副腎疲労”のサインを見逃さないで
まずはどんな生活がNGなのかを自己診断。
生活や身体に見られる兆候とあわせ、以下のチェックリストで確認を。
チェック項目が多いほど突然死の危険度は高くなる。
【あなたも突然死予備軍? チェックリスト】
□ 太りやすくやせにくくなった
□ 引っかき傷が1分以上消えない
□ 疲れたらすぐ甘いものを欲する
□ アルコールを毎日飲む
□ コーヒーを1日4杯以上飲む
□ 朝なかなか起きられない
□ 深夜まで起きている、眠れない
□ 定期的な運動をしていない
□ 趣味や自分の時間がない
□ 家事がストレスだと感じる
《診断結果》0個…突然死の心配はなし。
今の生活を続けよう/1〜3個:今は健康に問題なし。
さらに生活改善を/4〜7個:見た目は健康でも突然死のリスクあり/8個以上:実は身体は悲鳴を上げているかも!
自分だけは大丈夫……という過信は禁物。
杉岡先生によれば、動脈硬化の危機は成長が止まる20歳から早くも始まっている。
血管を傷める生活を続けていたら、誰もが突然死のリスク大なのだ。
【日常に潜む突然死リスクの高いシーンは?】
・起床後すぐの散歩
・散歩後のシャワー
・薄着でゴミ出し
・飲酒後の入浴
・車の運転中
※特に秋冬は、急激な温度差が大きなリスクになるので注意