もむでんブログ

日本、イランを三発で打ち破る:アジアカップ2019日本3-0イラン

日本時間で23時より行われたアジアカップ準決勝、日本対イランの一戦は、日本が大迫の2ゴール、原口のダメ押しゴールで3-0で快勝しています。

イランどうしちゃったの?

と思えなくもない一戦でした。

新聞等の報道でイランの強さばかりがクローズアップされたこの2・3日。

FIFAランキング50位の日本はここまですべて1点差での勝利。

一方のイランはFIFAランキング29位で、アジア最上位。
しかも、6年間アジアで負けなし、前回アジアカップ以降、ワールドカップのグループリーグのスペイン戦以外負けなしで、今大会はグループ勝ち抜けの決まったイラク戦のスコアレスドロー以外、すべて0封の勝利で、12得点無失点。
日本での指揮経験もあるケイロス監督が8年指揮を取り、チームの熟成度も近年大幅に上昇。
メンバー入れ替えを図った日本・韓国・オーストラリアに比べ、ワールドカップ経験者が19名残るなど、今大会にかける意気込みも並々ならぬものがありました。

まあ、その報道に私も踊らされちゃったと言うことなんでしょうね。
冷静に見ていたつもりが、母国を熱く応援する心を忘れていました。

試合は前半はイランFWアズムンのシュートをGK権田が足ではじき出したりなど危うい部分がありつつも、今大会日本の大きく崩れない守備などもあって、前半は0-0での折り返し。
ボール保持率は日本が上回るものの惜しいシーンは皆無で、後半に不安が募る内容でした。

しかし、後半ゴールをこじ開けたのは日本でした。
56分に左サイドペナルティエリア角付近で縦に出たボールを南野とイランDFが交錯し、南野が転倒。
大げさに倒れたために交錯したイランDFはノーファウルを主張。
しかし、ボールはラインを割らず、審判も流したために、素早く立ち上がった南野がボールをキープするとフリーでゴール前に上がった大迫にどんぴしゃりのクロス。
これをイランGKの飛び出しよりも早くヘディングした大迫は、コースを変えるだけでイランゴールにボールを流し込み待望の先制。

ですが、直後に守備のキープレーヤボランチの遠藤が負傷退場。
時間はたっぷりあったため、イランは自分たちのサッカーに徹すれば同点も可能と思われましたが、逆にイランは前がかりになり始め、これまでの試合でほとんど機能なかった日本のカウンターも出始めました。

すると64分にはペナルティエリア左に侵入した南野の折り返しが、スライディングで阻もうとしたイランDFの腕に当たり、日本がPK獲得。
一旦はVARにもい込んだものの結果は変わらずPKに。
それを大迫が冷静に決め、日本が2点リードに成功します。

その後は得意の高速クロスを左右から放り込み続けるイランに対し、吉田と富安のコンビの中央が破綻せず、跳ね返す日本。
守備の意識の高さは最後まで続き、ロスタイムにショートカウンターから原口が決めてダメ押し。
今大会最強と目されていたイランを3得点で粉砕して、日本が2大会ぶり決勝にコマを進めました。

うーん、やっぱり不安を抱える大迫を温存してここまで勝ち上がり、少し余裕をもてるベトナム戦で大迫をテストできたのは大きかったでしょうか。
そして、スタメンはフィールド全員が海外所属でワールドカップ経験者7人ですから、精神的にもタフですしね。
負傷退場した遠藤や、脚に違和感があって交代した酒井の状態は気になりますが。

決勝の相手はUAE対カタールの勝者です。
前回煮え湯を飲まされた地元UAEに、2022年ワールドカップ開催に向け強化が実りつつあるカタール。
前回ファイナリストのオーストラリアと韓国をそれぞれ下し、しかも中東国。
どちらが出てきてもやりにくいと思いますが、韓国やオーストラリアが出てきても相性の悪さ等で同じことですし、ここまで来たらスカッと勝ってもらいたいものですね。
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