四番 三日原聖観音
月影の けふ出初むる みかの原
はるかに照らせ ながきよの闇 武親
宵の間の 月もくもらぬ三かの原
わけ行く道の 末ぞ妙なる 美辰
五番 鵜口十一面観音
彼の岸も 近き渡りになりにけり
ちかひの舟に のりをえぬれば 武親
誓ひあれば 水も濁らぬ渡り川
清きながれに うき浪もなし 美辰
四番 三日原聖観音
月影の けふ出初むる みかの原
はるかに照らせ ながきよの闇 武親
宵の間の 月もくもらぬ三かの原
わけ行く道の 末ぞ妙なる 美辰
五番 鵜口十一面観音
彼の岸も 近き渡りになりにけり
ちかひの舟に のりをえぬれば 武親
誓ひあれば 水も濁らぬ渡り川
清きながれに うき浪もなし 美辰
二番 境内つづきの六地蔵
三番 矢瀬が津留十一面観音 水がとても、きれいでした。
世のわざは 夢の間のたはふれと
思い捨てつつ 法を求めよ 武親
やま河の せぜの流れにかけ留めて
月も宿かる あきのよなかを 美辰
二番 中尾千手観音
ちりの世の 中を出たるふだらくや
山とし高く あふぐ御仏 武親
まよふなる 夢まぼろしの世の中を
誰もしれとの おしえひろしな 美辰
三十三番 赤池聖観音
結びとる 赤池波の 清ければ
こころの月も 手に宿るかな 武親
影うつす 赤池水の 清ければ
月も心も 底にすむなり 美辰