氷月神示 解凍 その1600

国之常立神より皆様へ

おめでとう、おめでとう、ついに1600回や、
(そんなことより、今日はクリスマスやろ、)
そうやった、(右を向き、) アダム、クリスマスおめでとう……遅くなったけど、これプレゼントや
(と言って、気でできた包みを渡す
コグマのシールのついた、丸い包み)
わし：コグマのボンゴや……知ってる？デイズニーで昔、やっとった
アダム、受け取りながら：知ってますよ……サーカスで一輪車乗りの、器用なクマだ…
これは何かな？ (包みをひっくり返してみる)
わし：…これまでの、わいの解いた「ヨハネの黙示録」内の、あんたの作ったアンゴウや…
第1章から 3章までの文意の概略が、書いてある
昔アンタが作った通りか、点検して
…もし、ちごうてタラ、後で訂正するさかイ、
みな：クリスマスのプレゼントが、暗号のできそこないの、校正用の文の束かいな、ずいぶん
しょぼくれた、、チャーリー・ブラウンみたいな品物やな…
わし：アダムに失礼やろうが、彼の力作やで、
そう言えば、元導師でわしらの仲間になった、エディ・ブラウンはどこ？ わしらの仲間での通称は、前世にちなんだパウロやけど
アダム、包みを大事に懐にしまイ、：ありがとう、叔父貴、後でゆっくり見させていただく、ご苦労でした、
わし：いや、なんの
アダム、あたりの上を見回して：…もう、来ると思うのですが……、廃墟のような所を見回りに行ったので
わい：廃墟？ なして？
アダム、振り返りニヤッと笑って：それをお聞きに？ 尋ねられると、答えたくなる私ですが、まあ、やめておきましょう……あまり、楽しい話じゃない…
わし：ひょっとして、黙示録の第2・3章のアンゴウに出てきたことに、関係のあることやな？
…ワシが作った方のアンゴウや……
アダム：こう言いましョウ… 世の中には、双子のように似た人達がいる……丁度、この翠さんと、隣にいる双子の弟格の、大ヨハネのようにネ、
(大ヨハネ、正座して目を丸くしながら話に集中して、ウンウンと、うなずく
翠さんも、神妙な顔)
…まあ、彼らの場合は外見も違うし年齢も違うし、ただ魂の一部を分けたので、性格が似ている、というだけなのですが、
本当にコピー人間を作ろうと思えたら、作れるかもしれないという話……
わい：なんや、クローンとかいう話やないか、あれは、羊の… (と仰向いて考える、)
アダム：ドリー
わし：その、ドリーとやらで健康な羊のクローンが誕生したとかいうが、それもだいぶ昔の話やな……
アダム：そうですね……(微笑んで)
まあ、いらないものなんですよ、クローンというのは、
人間が生まれてくるのは天上でできないこと、地上でしかできないこと、それは人生修養なのですが、それをするために、言わば己れの幽体のチリを除去して、より完成度の高い、ゆったりした心持ちになるために、また自分に合った生きがいを探すために、生まれてくるわけです…
それをしないで、自分が間違ったらクローンにやらせればいいや、とか自分の身代わりに何かやっといてくれ、とか、責任逃れも甚だしい
自分の幽体を磨いて波動を上げるどころか、怠け者、無責任になって堕落して、波動は落ちるばかりです……
普通の人は、自分のクローンなど、作ろうとは思わないですけどね、
…また、生き物にだって生命があり、魂がある、それを無視して同じものを大量生産しようとか、おかしいのですよ
生物界は多種多様なものの支え合いで成り立っている
同じ形質のものばかり増えたら、それらが持つ欠点の分量が増えていき、欠点を補ってくれるものとのバランスが崩れます
やっていいことではないと、私は思ウ
わし：お説ごもっともじゃの、…クリスマスにふさわしいかは別として、生命の根源の、問題じゃ、
それで、(と振り向き、) 翠さんと大ヨハネ君にも、わしからプレゼントがある
受け取ってくれるかの？
正座している二人、にこにこして：喜んで、


(次に続く)