氷月神示 解凍 その1602

国之常立神より皆様へ

えへん、何度もやり直しは辛いのう…みんな、集まってくれたまえ…
(アダム、パウロ、大ヨハネ、翠 [=イブ=ミロク] 、それぞれみな、幽体で部屋に飛び降りて、円陣に座る)
わし、みなに：すみませんなぁ……今回はみんなで連続したテーマで話してるし、対話を続けた形にせんと、変やろ
つないだ方が、読みやすいやろ、
パウロ：全く、(来ることに) 問題ありませんよ、
大ヨハネ：僕も、今は大丈夫です、
わし：よかった、こうしてみんなが都合よく集まれる日はなかなか、ないからな、では続けよう…
プレゼントの中身じゃが、パウロと大ヨハネには、マンガコミックで
「花咲ける青少年」(樹 [いつき] なつみ作) (1987~1994年の分)を、気のもやの幻で？一冊にまとめて？お渡しした
…翠さんは読んだことあるわな？

翠：はい……ずっと前に
わし：どうじゃろう……その時、何を思うた？ あるいは、もっと後になってから？
(他の二人、座って耳を傾けている
一方、アダムは相変わらずあぐらをかいた膝の上に、爺からもらった幻の紙の束を載せて考え込み、チェックしたい所を手の甲でトントン、とたたいた)
翠：あの…、大変、おもしろいと思いました……、国際的な話が舞台で、アクションもロマンスもありますし、絵が上品でスマートですし、キャラクターも風変わりなんですが、それぞれに個性的で
わし、にこにこしてうなずいて、：そうじゃろう、そうじゃろう、
偶然にしても、これ程似るとは、珍しい……そうじゃな？
翠、考えながら：はい……ずっと後になってですが、私は覚醒してから、ヒロインの境遇がちょっぴり自分に似てる？かな、と思いました、…それ以上に、登場人物の1人が、お兄様に容姿も性質もそっくりで、
…それまでは、「機動戦士ガンダム(初作)」のシャア少佐が、一番、ものすごく見た感じも態度も性格も、お兄様によく似ている、と思っていたのですが、
シャアが軍人で強さを前面に押し出しているのに対し、こちらのマンガの人物は、
私：ファン・リーレン(=中国人の青年で財閥の総帥)、
翠：そうでした、そのリーレンが、ヒロインの少女である花鹿(かじか)の、兄代わり兼、凄腕ボディガードで、私と守護して下さるお兄様の関係とよく似ているんです、
それにもまして、彼の態度が屈折していて、シャアよりも繊細なんですね、内面を巧妙に隠して冷静さを装い、好きな人に言いたいことを言わずに黙っている、
そういうところが、ある意味お兄様のーー、複雑な役割をたくさんこなしているのに、表向き知らん顔で、私にも言いたいことがあってもなかなか言えなかった、心をむりやりねじ曲げなければならなかった、お兄様の悩みと、我慢強い所を表しているように思うんです…
わし：ありがとう
よくわかったよ、しかし、もう遅い
後は簡単に私が述べる

このマンガに出てくる人物は、偶然ではあるが、今ここに集っている4人と、かなり似た所がある……性格、立場などだが

花鹿…アメリカの財閥の一人娘だが、孤島で隔離されて育つ
東南アジアの小国の王の血筋を受け、(母は日系) 跡継ぎ争いから、命を狙われる
純粋で中性的で世間知らず、悩んでいる人を熱意で救うことがある

リーレン…中華財閥の若き総帥
花鹿とは友人で兄代わり
護身術の達人で、聡明で冷静、財閥を切り盛りする
花鹿を好きだが突っ張って少しひねくれていて、言い出せない

ルマティ……東南アジアの小国の第２王子で、花鹿とは親戚にあたり、容姿が似ている
熱血的で正義感があり、堂々としているので気の弱い兄よりも国民から人気がある
花鹿と同じで純情な所があり、2人は友人として、とても仲良くなる

ユージーン……フランスの貴族の青年で絶世の美男子だが、家族関係が複雑で自暴自棄的になっている
超モテるが彼は本気ではなく、危険な不祥事を何度も起こしている
若くして死にたいと願い、ピストル○○を試みるが、友人となっていた花鹿が全力で止め、それからは元気を取り戻した
花鹿を愛している

カール……アメリカの財閥の後取りで、有能な若いビジネスマン
閉所、暗所恐怖症で、花鹿に助けられた
ふだんはてきぱきして明るいし、さばさばしている
花鹿と友人になる

私：上記から私や翠さんが感じるのは、
花鹿→翠さんと性格や立場がやや似ている
リーレン→アダム=キリストと、見た目や性格が酷似
ルマティ→大ヨハネと、気質や純情さが似ている
ユージーン→自棄的でピス○○で死にたいと願って花鹿に救われ、それ以来彼女を愛するようになり、見守る所がパウロと似ている
カール→金持ちの後取りでビジネスをして、さっぱりした所がパウロと似ている

…でした
これが、わしからのパウロと大ヨハネへの、贈り物じゃ、
翠さんへの贈り物は又今度解説し申す
パウロは？ 帰るのか、… (パウロ、立って空へゆっくり飛び上がる、)
大ヨハネは？ 疲れて、(幽体で) 寝てしもうたか、……
(アダムがいて、部屋の隅で寝ているヨハネを抱きかかえる、)
アダム：私が、連れて帰ります……(と言って胸の前で抱き上げ、まっすぐ上に飛び上がる、)
わし：わしも、さようなら、やな、翠、帰るで…
翠、立ちながら：おやすみなさい…
ヒヅキ：どうぞ、おやすみなさい…