そう言えば、関ケ原の戦いは、1600年じゃったな、
(みな:またそこで……、なんで、クリスマスとクローンから、いきなり関ケ原へ飛ぶんじゃ、)
わい:カ行のク始まりと、サ行のセ始まりの違いや……たった隣同士の間柄やろ、
(ちがうヤロ!)
わし、後ろを振り向き:あ、パウロ(=エディ) 来てたんかいな
パウロ、幽体でうす黒い背広姿でにっこりして、ややかがんで立ち、:
お話の途中で邪魔してもいけませんと思いましたので、さっきから来ていたのですが……
わし:隠れるのが上手になったな、霧隠才蔵みたいや、忍者のな、
(みなの方を向き)…このパウロはな、前世日本人やったことが、何回かあるんや……
天国で、ヒマしてんのとちゃうねんデ、アダムの弟子達は皆、時おり神さまに言われて地上に転生しては、重要な役目を果たして来とるのや……歴史の節目とかにな……
神様の思う通りに歴史が動くようにな……
パウロなんか、大変な思いを何回も、してるんや、(パウロを振り向き、)
あ、あんた、座りなされ、
パウロ:はい (と言って斜め後ろにすわる)
わい:遠慮深いやっちゃな、…
パウロ:生きてる時に、さんざん、人前に出ましたので、もういいかと……
わし:おしゃべりな癖に
パウロ:は? (笑顔で片耳に手を当て、わざと、聞こえないふり)
わし、前を向き:ちょうどいい
これからみなに、クリスマスのプレゼントを配る所じゃ…
アダムには、今渡したし、(もうちょっと、いい物渡したれや!←大衆の声)
アダム、それにはかまわずあぐらで座り、さっき爺にいただいた幻の気の白い紙の束を膝に乗せて、あごに片手を添え、うつむいて読みながらブツブツつぶやき、検分中
わし、パウロに一冊、大ヨハネに一冊、同じものを渡し、翠さんには薄っぺらイ本を一冊、渡す…
もちろん皆、白い気のもやでできている
パウロ、あぐらで座り、もらった本をパラパラ開き……:これは……? (不思議そうに)
わし:あんたの活躍した、関ケ原の戦いとちゃうで、現代を舞台にしたマンガや……
あんたに似た人が出てるし、ちょうどよいかと思ってな、
大ヨハネ、チラチラとめくり、既にストーリーを何となく把握した様子で、:
少女マンガですね……僕は読んだことないけど……
わし:パウロにあげたのと、同じものや……やはり、あなたと似た人が、出ておる
大衆:ちょっと! じいさん、パウロにはあんた呼ばわりで、なしてこの若いのにはあなた呼ばわりなわけ? しかも、さっきはアダムにさえ、お前とかあんたとか、ひどい呼び方してたよな、今まで黙ってたけど、
わし:いいのやないか? 親しさに応じて、仲間やし、
皆:じゃ、大ヨハネくんは親しくないのか? 疎遠なのか?
わし、困って:そやないけど……、わしは彼にはあんた呼ばわりすることは、あるで
今は、たまたまわざと、あなたて、言うてみただけ 上品なお人やしな、
みな:翠さんは? お前とか、あんた呼ばわりみたいやな、
わし、上向いて考えて:そやなあ…そう言えば、そやったかなあ……あまり、考えたことないわ、
みな:翠さんは上品やないの? コウシツ云々、とか言うてるけど、
わし:いや、多少上品やで 彼女の母親の大グレースもな、
そやけど遠い先祖やし、すっかり庶民化してるし、特に翠さんの父親は普通の人やし、翠さんもしつけよろしくバリバリのお上品な人やない
フツーの人や……ちょっとおとなしいかな、ていう程度のな、
趣味は結構、上品やで
子供の時、レニングラードバレエ団の公演も見に連れていってもらったし、カラヤンが大阪に来た時には、一家で聴きに行っとったな、母親の趣味やけど、
全体に、家族はクラシックが好きやったんやな……
みな:ふうん……
わい:さて、みんなに配った贈り物、わかったかな、
翠、幻の本を読んで顔を上げ、:お父さま、これは……、
わし:しいっ、言うんじゃない、お前のは一番後でご説明する
わかったかな、
翠:はい……
( 続く )
(注:書き手のヒヅキさんの用事で、どうしても対話が中断しますので、時おりメンバーにはいったん帰ってもらイ、 ヒヅキさんが書き取る時間ができたら、又集まって続きを話し合ってもらっていまス、 ですからみんなで対話を続けている形に、してありまス )
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