ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

新・丸八寄席~目の前に春團治師匠

2012-05-10 22:21:27 | 笑福亭鶴二

今里、居酒屋まるはち、での新丸八寄席。
5周年記念で、三代目春團治師匠の登場。


居酒屋だけに、高座の下は確かビールの箱。


春團治師匠寄贈の、丸八さんの暖簾。


春團治師匠の舞踊姿のパネル。


これまた、艶やかな姿。

春團治師匠が出られるとあって、62名の大入り満員。


一、桂治門・・・・・・・・・・・・・・・・「黄金の大黒」

前回に続いての、「黄金の大黒」。
この前は、眠たくてうつらうつら聞き逃したかと思って書かなかったけれど、
今日はしっかりと聴かせて頂いた。

この噺、前にも書いたが、長屋の連中の祝いの宴での賑やかにはしゃぐのが肝、
そうすると、仁鶴さんが演る、後ろを人が通る度に、皿に盛ってある寿司が崩れ、
盛り直して半端ものを食べる、何度も何度も繰り返して、
「ええ、かげんにせえよ・・誰も、後ろ、通ってないやないか」のあの部分、是非入れて欲しいですな・・・。

春團治師匠の孫弟子にあたる、治門さん、これから出会う機会も多くなりそうでおます。


二、桂壱之輔・・・・・・・・・・・・・・「ろくろ首」

壱之輔さんの「ろくろ首」、・・・御見合いの部分が、「なかなか」おもしろい。
弟弟子が三人もできて、筆頭弟子の自覚と貫禄がでてきての高座・・「ごもっとも」
大師匠の前では中途半端な落語は御見せできないと、気合いを入れての高座・・「さようさよう」

ほんま、最近の壱之輔さん、一皮むけたようで、よう、おますで・・・。


三、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・「猫の災難」

この頃、酒の噺が、よく似合う鶴二さん。

最初の魚屋のあたりは、仁鶴さん、友達が来て酒を呑み出してからは、
六代目の師匠が舞い降りてきたようで、酒の酔いっぷりはどんどん似てくる。

サゲは、「わしに隣へ行かせて、どないさせるつもりやったんや」「うん、猫に、詫びをいうて貰おうと・・・」、
このサゲ「どうぞ悪事災ニャン逃らしてくだされ」とは違って、スッキリしてて、よろしおますな・・。

酔いぷっり絶品の鶴二さん、「らくだ」では長すぎるので、「猫の災難」とか「替り目」などが多くなりそう。
二、三年後で結構ですので、次は、「市助酒」いや、「一人酒盛」あたり、聴きたいでおます。

貫禄で充実の、笑福亭らしい高座、鶴二さんの「猫の災難」でおました。


四、桂春團治・・・・・・・・・・・・・・「野崎詣り」

目の前の至近距離に、春團治師匠。
こんな近くで、三代目が見れるなんて、至福の時が始まる。

昔から、関西には三詣りと申しまして、一つは京都は祇園さんの「おけら参り」
四国は讃岐の国、金毘羅さんの「鞘橋の行き違い」、今一つ「大阪、野崎の観音さん」
、・・・・・・・・・・・主従無礼講、その道中の賑やかなこと。、

丁度、五月の初め1日から8日までが観音さん、季節柄にあった噺を
CDでは聴きなれているが、生では初めて、台詞だけではなく、仕草の粋さは逸品。

すぐさま、かんざし刺して、傘をかざして、その姿の綺麗こと。
棒杭持って気張るのも、しょんべんするのでさえも、きれいにみえる。
歩く膝の上げ下ろしを見ているだけで、有難く感じる。

サゲの小粒とは、銀貨銭のこと、「・・・・小粒が落ちてるぞー」、「どーこーに―」
「うぉ―い、うつむいて何しとんねん」、「へえ、落ちた小粒を探してまんねん」

三代目、粋で、カッコいい、惚れ惚れする高座でおました・・。

新・丸八寄席
2012年5月10日(木)午後6:30開演
今里・居酒屋丸八

一、桂治門・・・・・・・・・・・・・・・・「黄金の大黒」
二、桂壱之輔・・・・・・・・・・・・・・「ろくろ首」
三、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・「猫の災難」
四、桂春團治・・・・・・・・・・・・・・「野崎詣り」


12-19-94

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終演後の酒宴。


鶴二さんを真ん中に、壱之輔さん、寅之輔さん、治門さん、恋之輔さん、
そしてご贔屓の方々・・・。


いつもの鶴二さんファン、辻さん、杉本さん、鶴二さんに、井上さん、
星野さんに、阿佐さん、そして興津さん。


女性チームに囲まれて・・・。


私ごまめと鶴二さん。


丸八名物のコロッケ(一ケ、150円)安い、旨い、熱い。


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