ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

青木功物語

2014-03-12 00:21:31 | 本の少し
青木功物語―誰も書けなかった、ちょっといい話。
クリエーター情報なし
日本文化出版

☆☆☆

ゴルフに関する本ですが、技術的なことではなく人間“青木功”の物語。

1000試合出場記念に出版された本で、
103名の方から頂いたお手紙、原稿から青木功のゴルファーとしての凄さ
人間としての魅力のあれこれを紹介。

ひとことで言えば、出会った人が皆、
人間臭くていつも真剣な青木功にぞっこん虜になる。



鶴瓶さんが、ホノルル・インターナショナル・CCで一緒にゴルフを楽しんだ時のこと。

18番で青木選手のセカンドショットは池を越え、
「テレビCMをみているような、スーパ―ショット」

「なんで遊びやのに、そんな凄いとこ見せまんねん」とツッコミ入れる鶴瓶さんに、
得意の大阪弁で
「遊び時やから真剣にしまんねん。・・・真剣にせんと、本番のためになりまへんのや」と。

顧問弁護士の方には、同じように
「ボクはプロ。ゴルフが仕事なんでうよ。遊びでゴルフはできないんですよ。
特に、パッティングの時は左手を強く握っていなければならないから、
いつもの試合と同じようにしているだけですよ。」・・・・と。

(左手の指を右手で離さなければならないほど強く握る・・・これ頂き)


一方、40年来の付きあいしている著名人の言葉・・・
一緒にハワイでラウンドしているとその方が打つ度に「それ、貸して」と
使ったクラブを青木に渡す・・すると、青木は、そのクラブについた土をきれいに拭く。

なぜなら、ハワイの土は赤土で、そのままにしているとすぐに錆びるから・・・、
「いいよ、自分でやるから」というと「ダメ、口だけだから」と・・・最後まで続けた。

世界の青木さんに、こんなことされたら、誰もがファンになってしまう。


こんな、ちょっといい話が、たっぷり、の本でおます。



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