やわらかなレタス | |
クリエーター情報なし | |
文藝春秋 |
☆☆☆☆
私の変な癖の一つに、同時に何冊かの本を読むという気の多いところがあります。
読んでいるのは、エッセイなど、いつどこで区切っても良いような本ばかりですが・・・。
今回ベッドでは川上弘美さんの「ゆっくりさよならをとなえる」、
電車の中では江國香織さんの「やわらかなレタス」を読んでいたのですが、
これがときとして、作者を入れ替わって読んでいて、
途中で間違いにハタと気が付くことが数回。
こんなことは、初めて・・・・
同じ世代の女流作家で日常のことを綴っているのだが、
内容というより、文面の違い、日射しの違いで気づく。
江國さんは初夏の新緑の木漏れ日を抜ける風、
川上さんは秋深まった落葉の凛とした空気。
短歌会ではないが、お二人が一緒に旅行でもされて
、同じもの見てエッセイを書かれたら、
どんなものになるのか、興味あるとこですな。
この本については、「おみそ」の矜持というところで、
江國さんが、子供同士で遊ぶとき、年下で、みんなと完全におなじことはまだできず
いろいろと大目にみてやる必要のある子のことを、「おみそ」と呼んだ。
「みそっかす」の短縮形らしいですがこの「おみそ」って
私の「ごまめ」とまったく同じでおます。
ちなみに「ごまめ」の語源は、大きな魚が争っている側で
相手にされずに泳いでいるカタクチイワシ「こさかな」ということで・・・。
「ごまめ」・・・正月だけではなく、可愛がっておくれやす・・・でおます。
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