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たった10ページで読んだ気になって良いんでしょうか。この本でなければ間違いなく出会うことの無かったのが、マルクス・エンゲルスの「共産党宣言」と石原莞爾の「最終戦争論」の二冊。いまだに戦争が続いているこの世で、十分示唆に値する文面である。
例えば、共産主義革命は次の方策が実施されるとある。内容は今でも通用する文言であり、政策とはこのような具体的に思い切ったかじ取りが必要ではないんだろうか。(②、参照)
また、石原莞爾は「最終戦争論」で、軍事上から見た世界歴史は、決戦戦争と持久戦争の時代を交互に繰り返していると。さて今のロシアのウクライナ侵攻がどちらになるのか、かつては30年戦争や7年戦争という長期にわたる戦争というのがありましたが、早く停戦、終戦になればというのはあまりにも安直過ぎるのではないでしょうか。そしてこの本の中で、(なんと、昭和15年・1940年に)石原氏は今後世界は四つになると、第一はソビエト連邦、第二は米州、第三に欧州、最後に日本と支那と、残念ながら日本は中国に抜かれてしまいましたが、今の戦争も、この四つの力の競り合いが未だ続いていると言わざるが得ない、恐ろしいものです。
本から、学ぶべきことは、まだまだありそうですな。
②、共産党宣言(参考)
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