ショートソング (集英社文庫) | |
クリエーター情報なし | |
集英社 |
☆☆
一気に読んだ、桝野浩一さんの小説、
恋愛と短歌が微妙に絡みあいおもしろい。
・舞子先輩が好きだ・・・。・舞子先輩ここは・・・。・ホテルで更紗と・・・。
・瞳さんの胸が・・・・・。瞳さんとふたりっきりで・・・。・知らない女と・・・。
全部で、100のショートストーリーで構成、その題名が意味深。
でも、これってどっかで見たことないですか、あの週刊現代で連載されていた
神崎京介さんの、ロマン小説みたい・・・・でもこの本、それなりにデートはするが
肝心の濡れ場はカット・・・。
引用の短歌は実在の歌人の作品を使用、喫茶店、レストランも吉祥寺には実在するらしく、
フィクションとノンフィクションの際をさまよい、あたかも実体験のごとくすすんでいく。
プレイボーイの伊賀とチェリーボーイの克夫がおのおの視点で物事をみていく、
作者の二面性の心が、二人の主人公として絡む、青春ロマン小説である。
学生時代に読めば、どれだけワクワクしただろうか、それだけが残念。
読み終えて、遅まきながら気がついたのだが、ショートソング・・・すなわち短歌なのか・・・。
内容は、はかなく消えた、短かい恋の物語でおました。
にほんブログ村に参加中。
クリックで応援、よろしくでおます。
↓↓↓
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます