ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

ヴィアーレ・米朝一門落語会

2018-05-04 00:54:29 | ヴィアーレ落語会

今日は、連休中ですが会社のある本町へ、
でも仕事ではなく、嫁さんとヴィアーレでの落語会へ。

今回は7列目中央の見えやすいお席。

一、桂りょうば・・・「ろくろ首」

枝雀さんの息子、りょうばさん。

どこか仕草に、枝雀さんがチラチラ。
まだ、本格的にプロになって2年ですが、アマチュア時代が長く、
しゃべりは達者、まあ開口一番に「ろくろ首」をもってくるなんぞ、
なかなかのもん、是非お父さんの十八番、どれだけ彷彿させるのか
聴きたいもんですな。

二、桂ちょうば・・・「時うどん」

17年目のちょうばさんが、前座ネタの「時うどん」を、
それも、米朝一門がされるひとりでうどん屋をひやかす
東京からのバージョンではなく、喜六清八がひっぱりなで
繰り広げる二人バージョン。

東京でいう、真打前の油の乗りきった二つ目という位置のちょうばさん。
繰り広げる、前座噺は安定感があって、よろしおますな・・・・。


三、桂南天・・・・・・・・「粗忽長屋」

待ってました・・・南天さんの登場。

よろしいな、このおっちょこちょい、クレージーさ、ナンセンスさ、が満開、
息も継がさぬ展開、南天さんワールド全開。

何度も聴いてみたい南天さんの十八番に間違いない
「粗忽長屋」の登場です。


四、桂南光.・・・・・・「義眼」

今日のメンバーをみると、枝雀一門とざこば一門の落語家さん。

米朝一門でも、個性がでているお二人ですな。

この「義眼」三回目、この様な時間調整の為の短めで、
他の演者がまず演らない、十八番とも言えるネタ、便利ですな。

私があげる南光さんのベスト演目は「小言幸兵衛」でおます。
又、じっくり聴いてみたいですな。

五、桂ざこば・・・・・「ざっこばらん」

この頃、ようやく落語をされ始めたと聞いていて「笠碁」あたりかと
期待していたのですが、脳梗塞の病気のハナシを、それもなかなか言葉が
でてこず、リハビリ兼ねての高座・・・・・。

途中、自分でも困りはてて、舞台袖の塩鯛さんあたりに救いの目を・・・・。

結局、落語をせずに降板・・・・演目表をみると「ざっこばらん」と。


六、桂塩鯛・・・・・・・「天狗裁き」

ざこばさんの後は弟子の塩鯛さん、入れ替わってのトリ。

演目は「天狗裁き」、どっしりとした噺に。

リフレインのおもしろさ、
最後にでてくる天狗の人間離れした威厳に満ちた表情が好き、
最後に、「あんた、どんな夢見てるんや」で女房にゆり起こされる。

リフレインの極致ですな。


本日も、米朝一門の充実の落語会、じっくり楽しめましたで・・・・。


ヴィアーレ・米朝一門落語会
2018年5月3日(金・祝)午後2:00開演
本町・ヴィアーレ大阪

一、桂りょうば・・・「ろくろ首」
二、桂ちょうば・・・「時うどん」
三、桂南天・・・・・・・・「粗忽長屋」
四、桂南光.・・・・・・「義眼」
仲入り
五、桂ざこば・・・・・「ざっこばらん」
 六、桂塩鯛・・・・・・・「天狗裁き」


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