あべのハルカス寄席・7月席~2023.07.03~
今日は、好きな落語家さんが勢揃いなんで、あべのハルカス寄席へ。あと呂好さんとまどかさんが加われば最高ですが。6人枠では足りませんな・・・。
やはり、メンバーが良いのか客席、本日は大入り満員。
一、露の紫・・・「兵庫船」
まずは、先週あった喜楽館でのお客様とのやりとりのマクラから、袖すり合うも多生の縁。そして旅ネタの「兵庫船」へ。出会って10年にもなりますが、こんな前座ネタのような噺が聴けるなんて、このハルカス寄席、出番が色々と組まれるようで話されるネタもバリエーションがあって楽しみですな。
ニ、桂かい枝・・「京の茶漬け」
かい枝さんの「京の茶漬け」も初めて。京のおかみさんの態度に、ぼやく大阪の男。独り言をポツリと言いながらの顔の表情芸、やはり、かい枝さんのお手のもん。あっさりとした中にブブの美味しさが漂う一席でおました。
三、桂雀太・・・「天災」
本日の秀逸の一席。いま油の乗り切ったところの落語家さんの噺は、よろしいな。稽古をつけてもらったのがこの噺を十八番にしているざこばさん。そのざこばさんの、えげつなさ、下品さを薄めることなく、さらに濃色に・・・雀太さんの「天災」はどんどんエスカレートしていきますな。
一、桂福丸・・・「金明竹」
10年ほど前にはよく聞いた福丸さんの「金明竹」。流石にベテランさんが語るの噺に。どっしりと落ち着いていて、どこか末広亭で60過ぎの老練な噺家さんに聞いているような心持になってくる。20年前はほとんど語られることの無かった「金明竹」。落語の演目にも、流行りすたりがあるのがようわかりますな。
二、桂文鹿・・・「後家馬子」
飛騨高山に行った時の噺と上賀茂神社であった三笠宮彬子女王殿下がお出ましに落語会のことをマクラに・・・「俺たち暴走族」ができなかったことが、我ながら残念と。それなら思い切ってその落語かと思いきや。古典落語を。それもおとなしい目の「後家馬子」。まあ、このハルカス寄席も通い詰めんと落語家さんの演目の流れ掴めませんな。
三、笑福亭喬介・「借家怪談」
これも三年ぶりの喬介さんの「借家怪談」。でも喬介さん、少し肥えられたのか、顔がパンパン。夏バテでしょうか、噺もいつもの勢い、溌剌さがないのが気になるところですな。でも、色んな噺を挑戦中の喬介さん、これからも楽しみにして色んな落語会どんどん覗かしてもらいまっせ・・。
あべのハルカス寄席・7月席~2023.07.03~
SPACE・9
第1部・1:00開演
一、露の紫・・・「兵庫船」
ニ、桂かい枝・・「京の茶漬け」
三、桂雀太・・・「天災」
第2部・2:30開演
一、桂福丸・・・「金明竹」
二、桂文鹿・・・「後家馬子」
三、笑福亭喬介・「借家怪談」
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