ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

第五回・泉州上方噺の会~2021.02.20.

2021-02-20 16:16:16 | 落語

第五回・泉州上方噺の会~2021.02.20.

今日は、ごまめの落語の日、なんと昼、夜のダブルヘッダーでおます。
夜には鶴二さんの独演会はあるんですが、この松枝さんの泉州上方噺の会も見逃せんですな。

一、笑福亭縁・・・「桃太郎」
マクラは師匠仕込みか、医者にまつわるのを連発、このマクラだけで客の心をわしづかみ。いっきに落語の世界にいざなう、ゆかりさん凄い。噺は「桃太郎」女性を意識させないというだけで好きですな。よく見ると、着物も男前で着てそれだけで落語への姿勢がうかがえますな。前座さんらしいすがすがしい「桃太郎」を聴かせてもらいました。

ニ、桂春若・・・・「京の茶漬」
本日の秀逸。もう何度も聴かせてもろうている春若さんの「京の茶漬」、一番前の近い席で見ただけに大阪の客人の顔の表情、心の動きが細かに伝わってくる。あまり台詞のない奥さんの表情まで伝わってくる。
続けてもう一度「京の茶漬」であっても聞きたくなるのは、春若さんの落語完成度の高い証ですな。

三、旭堂南華・・・「野狐三次」
江戸で有名だった火消しの野狐三次が小さいときの物語。得意先で出された羊羹を病身の母親へ持って帰って上げようと、落語の「しじみ売り」などに出てくる親思いの子供のいじらしさにほろり、威勢の良い講談も良いですが人情噺の講談好きですな。この泉州上方噺の会の準レギュラーかこれからもいろんな噺読んでてほしいですな。

四、笑福亭松枝・・「軒付け」
浄瑠璃の噺なので、「寝床」か「猫忠」と思いきやなんと「軒づけ」めったに聴くことのない噺。松枝さん以外で聞いたのは文太さんと春雨さんぐらい、・でも一番印象に残っているのは高校時代に聞いた松之助さんの「軒づけ」。何でも最初に美味しいもん食べるのはやはりよろしいな。でも、今のカルチャーセンターではないですが、趣味の者が集い会うのはたのしみで、早くコロナ禍もおさまって天さんの「テンツテンテン」、気兼ねのう聞ける日が来てほしいですな。

次回は、5月22日(土)辺りだったような、是非お伺いしたい落語会でおます。

 

第五回・泉州上方噺の会
2021年2月20日(土)午後2:00開演
岸和田天神宮

一、笑福亭縁・・・「桃太郎」
ニ、桂春若・・・・「京の茶漬」
三、旭堂南華・・・「野狐三次」
四、笑福亭松枝・・「軒付け」

 岸和田天神宮

本殿

高座
ソーシャルディスタンスの客席

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