第210回・和泉ワンコイン寄席~2022.05.21
一、桂枝之進・・・「四人癖」
難しい噺ですな。落語を少し演じるようになってから、どれほど言葉以外の仕草、表情、身体の動きが大切かが身に染みているこのごろですが。この「四人癖」、鼻の下をこする、着物と羽織の袖口を揃える、目をこする、そして「こら、ええ」と握りこぶしで手の平を叩く、の癖。この仕草だけで、笑わそうとは・・なんて難しい噺なんでしょう。
到底、演じたいとは思わんとこと思った、枝之進さんの一席でおました。
二、旭堂南鱗・・・「源平盛衰記・扇の的」
私の好きな講談「扇の的」。伯山さんで二度聞いたお馴染みの演目、南鱗さんのはアクレッシブさは控えめに推し進める。伯枝さん、「鼓ヶ滝」とか「木津の勘助」などの落語、南鱗さんに頂いたとか、この「扇の的」も落語に置き換えて演じられるようで。落語に置き換えると、どのように変わるのか、楽しみでおます。
三、笑福亭伯枝・・「高津の富」
笑福亭の十八番と言いながら、この頃は他の一門の方も手掛ける大ネタ。車を買う時ナンバーを選べるので「ね・1365」と申し込むと、「1365」は取れますが「ね」は確定できませんと・・それでは意味がないとあきらめました。一度駐車場で「ね.1365」を見かけたときがありましたが、車種は忘れましたな。(今なら、間違いなくスマホで撮るんですが)
伯枝さんの「高津の富」間違いなく、骨太で、笑福亭そのもので、よろしおおましたな。
第210回・和泉ワンコイン寄席
2022年5月21日(土)午後2:30開演
和泉市シティプラザ
一、桂枝之進・・・「四人癖」
二、旭堂南鱗・・・「源平盛衰記・扇の的」
三、笑福亭伯枝・・「高津の富」
次回・第211回和泉ワンコイン寄席
6月18日(土)午後2:30開演
ゲストが、今上方落語会の風雲児の文鹿さんの登場。楽しみですな。
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