居住地区の行事で新緑の上高地の自然観察ツアーの募集があったので、応募しておいたところ、無事抽選に当たった。
曇天の5/26、沢渡で乗換することなく、塩尻からバスで一気に上高地に着いた。残念ながら穂高の山頂は雲の中。
最近火山警戒レベルが上がった焼岳ははっきりと見える。
白樺荘のネイチャーガイド、Hさんのご案内で自然観察に出かける。まず最初は清水川。霞沢岳の絶壁の下、数百メーター離れた位置から湧き出している、温度が一定の綺麗な水が毎秒1トン流れている。上流に山小屋のある梓川の水は大腸菌汚染で飲めないが、この水はそのままでも飲めるそうだ。
その昔、下山する先輩達が高校のベースキャンプに置いて行った食料で1週間ほど過ごした小梨平では今、名前の元となった小梨(ズミ)が満開だった。この小梨、明治期に上高地でリンゴを栽培しようと試みた時のリンゴの台木として小梨が使われ、それが生き残ったものらしい。
国立公園の自然林の中にある樹木のエリート、カラマツの精英樹、松本101号と102号。真っ直ぐ延びて樹勢の良いこのカラマツから、かっては種子を取り、全国のカラマツの苗木が作られて植林されたのだとか。
さて、ここからが自然観察の本番。道の脇に生えている植物の説明を次々としていただく。
コミヤカタバミ。これなんか、我家の庭でも見かけたような気がする。
こちらは我家でもおなじみのエンレイソウ。ただし白い花のもの。
サンカヨウ。最後には花が透き通ってくるのだとか。
ツバメオモト
綺麗な紫色、羅生門カズラ
ウスバサイシン、これも我家の庭にあり、時々草刈りしているような気がする。
ハシリドコロ、毒があり、絶対食べてはいけない。
オオカメノキ、ガクアジサイのような花が咲いている。
いたる所に二輪草が群落を作っている。
と見て回った所で、明神橋に到着。ここで昼食とした。後半のその(2/2)はまた明日UP.