松本だるま(まつもとだるま)
松本だるまは、江戸時代後期に養蚕の発展を願い作られたといわれ、蚕糸業が盛んであった昭和30年代までは、養蚕農家を中心に松本では人気のだるまだったそうです。
松本だるまの特徴は、
①やわらかい麻を黒く染めて作られている目の上の眉と頬の髭(蚕の繭の形をあらわしているそうです。)
②顔が肌色。
③「大當(おおあたり)」の文字が書かれている。(養蚕の当たり年になりますようにとの願いが込められているそうです。)
蚕糸業の衰退とともに見かけなくなってきましたが、最近可愛く愛嬌のある松本だるまの人気が復活しつつあります。