りんごジャム

冬からず～っと冷蔵庫の中で眠っていた”りんご”が気になってしょうがなかった。
いつのまにか、食べそびれてしまったりんご。
春になる前に、いつもストーブの上にかけて、ジャムにするのだったけど、今年はそれも忘れていた。
ジャムにするのは、ガスでだって、電子レンジでだって簡単なんだけど、ぼくのおかあさんは頑固だから、いつもと同じようにしないと、なんとなく落ち着かないのです。
さいわい（？）今晩は、ストーブをつけても平気なくらいだから、今、りんごを入れたお鍋がぐつぐつ、言い出してきました。
もっとも、そのままで食べても、まぁまぁのお味だったよ。
ぼくは果物もなんでも好きだから、おかあさんがまな板でりんごを切る音がすると、すっ飛んでいくの。おすわりをしてると（ドッグフードでおすわりは、いやなんだ！）２，３切れくれるのよ。
ほ～ら、いい匂い。
りんごとお砂糖と蜂蜜とレモンとシナモンの。
よだれがたれちゃいそうなほど、とってもしあわせな気分になれるんだ。

ドライブ

「みどりの日」って、どなたが命名したのか知りませんが、よく言ったものですね。
もう少しすると、葉っぱの色も重くなって、しげる、という感じになってきます。
きょうは、ひさしぶりのドライブで、おかあさんと、おねいちゃんと、ぼくの３人で出かけました。
おっと、その前に美容院へ。ペットショップでシャンプーをしてもらうのだけど、そのまえに、少し、おうちでブラッシングしてもらってから出かけました。あんまり汚いので…ペットショップのおばさんは、それを聞いて”アハハハッ”っと大きな声を出して笑ったよ。
きれいになったところで、出発。いいお天気でした。ドライブと言っても、行く先はおかあさんの実家です。もう、おじいちゃんもおばあちゃんもいないけど、伯父さんの孫が帰ってきてるので、会いにいったのです。昨年の11月生まれの女の子で、ボンレスハムのように太っています。
おかあさんが、その赤ちゃんを抱っこしてるのを見て、ぼくはむらむらっと嫉妬心がおきました。飛び上がって、あかちゃんの足をかじってやろうとしたのです。
その上、お正月に遊びに行ったとき、しんどそうにしてたガールフレンドのポピーは死んじゃっていないし、後がまに、ちっちゃなシーズーが来てるんだ。可愛いけど、ぼくの目じゃないよ。おかあさんたら、その子も可愛い、可愛いって言うもんだから、ぼくはさびしくなっちゃったんだ。
犬だって、嫉妬するんだよ。そんなぼくを、初めて知ったおかあさんはびっくりしたようです。おねいちゃんは、ぼくの気持ち、わかってくれたかしら。。。
たらふくご馳走をよばれて、帰りはおねいちゃんが運転です。おかあさんとぼくは疲れて、眠ってしまいました。