ことしも生きて
さくらを見ています
ひとは生涯に
何回ぐらいさくらをみるのかしら
2月に亡くなった茨木のり子さんの詩の一節。
ばかものよ、とか束ねないで、とかちょっとこわい人のイメージがありました。
実際、突然に死んだときのことをちゃんと用意していたなんて、やはりこわい人だったのかもしれません。
でも、よわいぼくのおかあさんはそんな彼女にちょっぴり憧れています*(青ハート)*
さくらふぶきの下を ふらふらと歩けば
一瞬
名僧のごとくにわかるのです
死こそ常態
生はいとしき蜃気楼と
明日から雨のようです。
だいぶ膨らんだお月さんがぼんやりしていましたから。
おかあさんは夕飯の塩焼きにしたアマダイの目がとてもかわいかったのを思い出して、今のうちに桜の木のあるところに行ってみようか、とぼくのほうを見ています。
いやだー、こんな真夜中にー
ぼくはコタツ布団のはしっこにもぐりこんでもう寝てるよ。
行くなら、ひとりで行ってほしい*(ラブリー)*
さくらを見ています
ひとは生涯に
何回ぐらいさくらをみるのかしら
2月に亡くなった茨木のり子さんの詩の一節。
ばかものよ、とか束ねないで、とかちょっとこわい人のイメージがありました。
実際、突然に死んだときのことをちゃんと用意していたなんて、やはりこわい人だったのかもしれません。
でも、よわいぼくのおかあさんはそんな彼女にちょっぴり憧れています*(青ハート)*
さくらふぶきの下を ふらふらと歩けば
一瞬
名僧のごとくにわかるのです
死こそ常態
生はいとしき蜃気楼と
明日から雨のようです。
だいぶ膨らんだお月さんがぼんやりしていましたから。
おかあさんは夕飯の塩焼きにしたアマダイの目がとてもかわいかったのを思い出して、今のうちに桜の木のあるところに行ってみようか、とぼくのほうを見ています。
いやだー、こんな真夜中にー
ぼくはコタツ布団のはしっこにもぐりこんでもう寝てるよ。
行くなら、ひとりで行ってほしい*(ラブリー)*