3月14日(月)
午後、これから出かけるおかあさんは玄関でおすわりしていたぼくと目が合いました。
「ももも行く?」
「うん、連れてって~」
ぼくはおかあさんの足もとについて、ちょこちょこといっしょに出かけることになりました。
死んでる、って楽です。抱っこしてもらわなくっていいし、食事も排泄も心配しなくていい、料金だってかかりません。
羽田空港の国際線、数えてみると42年ぶりになります。まだ成田空港もありませんし、もちろん「成田離婚」という言葉も無かった時代、「羽田離婚」に近い状態でおかあさんたちは帰ってきたのでしたが、それから42年!
一度プレミアムエコノミーというのに乗って味をしめたので、今回のツアーの申し込みの大きな要因がプレミアムエコノミーでした。
ビジネス(乗ったことありませんが)と同じ空港ラウンジを使えます。搭乗までの間、飲んだり食べたり、もちろんアルコール類もフリーです。
日付が変わって出発、同じ日の夕刻にサンフランシスコに着きました。
飛行機の中でも寝て、また寝るのですが、ホテルのベッドの高いのに驚きました。 この写真ではよくわかりませんが、おかあさんが腰かけようとしても届きません。おへその高さくらいあったでしょうか。さすが、アメリカ人はでっかいんだなと思いました。まず、第一印象がこれでした。
2日目
モーニングコール3時!4時にバスが出発、空港へ。朝食はお弁当で飛行機の中で食べました。おにぎり弁当で、すっごくおいしかったです。
6時、飛行機でサンフランシスコからフェニックスへ、約2時間、大阪から北海道までの距離です。
何というところか忘れましたがサボテン公園のような、何も無いところ。休憩の意味もあります。 なにしろ、最初の目的地グランドキャニオンまではフェニックスから370km、バスで約4時間かかります。
途中、ハンバーガーのお店(マクドナルドではなく)で昼食 コーヒーがなみなみと、アメリカっぽいなと、また感心しました。
いよいよグランドキャニオンに到着。空は真っ青で晴れわたっていました。
45億年の地球の歴史のなか、40億年かけてこの渓谷ができたそうですって。1億年だって想像できませんが、そーとーに長い期間ということ。そして人間の力の及ばない大きさを目の当たりにして感動しました。
少しだけ渓谷を下りてのミニハイキングもしました。そして夕日が沈むのを見ながら、刻々と変わるグランドキャニオンの表情をながめました。
このとき、大きなカメラを構えている人と目が合い、この方角で写真を撮ると上手に撮れるのかと訊くと(日本人と信じ切って日本語で語りかけた)”Japanese?”と返事がかえってきました。サンフランシスコ在住の日系二世のおじさんでした。片言の英語と片言の日本語で、しばし楽しい時間を過ごすことができ、良い思い出となりました。
この日はグランドキャニオンのホテルで泊まり、明日は朝日を見に行きます。
*なんとも、もう、1カ月も経ってしまいました。おかあさんもぼくも、なんとなく落ち着かなかったのは、このブログを更新していない、という焦りのようなものを感じていたからかもしれません。これで、ほっとした気分です。よかったら、また続き、読んでくださいね。
実体験だからとてもリアリティーがあって、
読んでいてとても楽しいです。
続き待っています。
日系二世の方との出会い良かったですね。
思い出に残りますね。
グランドキャニオン何度見ても凄いところですね。
ベットの高さや大きさ、何でもアメリカは
大きいのでしょうね。
コーヒーとハンバーガーのお食事も
アメリカらしいですね。
アメリカはハワイしか行ったことがありません。
私の知らないアメリカのこと、また教えて下さい。
楽しみにしています。
いつ更新されるかな~と毎日覗いて
おりましたよ。
momoちゃんもやっぱり連れて行かれた
のですね!それは良い旅でしたね。
グランドキャニオンには行ったことが
ありません~やはり広大ですね!
そうそう、なんでも アメリカ人に併せてあるから大き過ぎる(笑)
ハンバーガーの大きさもグランドキャニオンの雄大さも、味わえました。続きを楽しみにしています。
乗り物には強い方ですが 移動が長い旅は疲れます。
最近国内でもゆったりを望みます。
きっと食べ物にも酔いそうです( ;∀;)
モモさんは元気です そう元気になられて良かったですね。
でも、バスの中ではうとうとしていましたし
こんなハードな旅行は若い人ばかりかな、と思いきや
ほとんど同年代か、それ以上でした。
みなさん、杖をついていてもタフです。
旅行では(国内も)現地の人たちとお話するのが思い出に残りますね。
以後のホテルではもう少し低かったです。
でも、日本やヨーロッパよりは平均高いようです。
私もアメリカ本土は初めてでした。
(なんとなく嫌いでしたから)
でも、やっぱりアメリカ人って開放的で楽しい、という印象を持ちました。
今回は亡くなった姉との約束を果たす意味もあって、姉の写真と
ふふ、momoもいっしょに連れて行きました^エ^
そしてアメリカ人をなんとなくあまり好きではなかったのですが、あれは、政治家だけの話かもと感じます。
トイレですれ違っても、”Sorry"とはにかみながら言う人が多いのに意外でした。
終わってしまえば、案外、疲れなかったかもと思います。
1日に1つか2つなので、めまぐるしさがなかったのです。
食べ物は断然、日本が一番ですよね。