五高の歴史・落穂拾い

旧制第五高等学校の六十年にわたる想い出の歴史のエピソードを集めている。

肥後朝顔展示会

2011-07-04 04:12:34 | 雑件
熊本歴史倶楽部の例会があった。場所は水前寺成就苑古今とおもうが今朝は朝顔の展示されている様子を掲示する。肥後朝顔は肥後六花の一つである。色は各種あるが種子は3種だそうでその中からこのように綺麗な花を咲かせることを見出すためには毎日の管理も必要であると言うことであった。




肥後六花の特徴
熊本には細川家の第六代藩主細川重賢公が有用植物を栽培したのをきっかけに武士の園芸として受け継がれて来たものが明治以降園芸として発展してきたもので、菊・椿・山茶花・菖蒲・朝顔・芍薬の6種を言う。以下その花の特徴を記す。

肥後菊・特長花が一重咲き,平開する薄物。周辺の舌状花には平弁と管弁の二系統がある。色・・紅、白,黄の三系統、中心部。黄色の筒状花、草丈高・中・低、花の大輪,中輪・小輪と一致する。
肥後椿・花弁が一重咲きで大きい、雄しべ梅芯で平開、色は紅、白、淡紅、錦の4系統、野生のヤブツバキの根を台木にして接ぎ木する。
肥後山茶花・大輪花、八重咲き、一重大輪の梅芯咲きで花色が良い物が優品、大錦、直系十五センチにも達する。
肥後菖蒲・花被が大、で幅広く三英、六英、力強く方の張った富士山形

肥後朝顔・青班入州浜葉、小鉢本蔓作り、本蔓を摘むことなく草丈、鉢の高さの三~四倍、第一花、草丈の四分の一に咲かせる。花冠は漏斗方直径十~十五センチの中輪咲き襞が多く円満な花、色、紅、桃、空、青、白、紫、海老茶と多数で純色鮮明、花筒は純白、大きく抜けている。

肥後芍薬・黄金色の芯が中央部で豊かに盛り上がる。一-三重の蓮華咲きの大輪、花弁の数十数枚が普通、花の直系30センチで豪華。

現在も熊本城の竹の丸では肥後名花園として四季折々のこれらの花を楽しむことが出来る。
(参考文献 肥後六花の特徴について熊本城を科学するから転載した)


                            





                         



                              



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