五高の歴史・落穂拾い

旧制第五高等学校の六十年にわたる想い出の歴史のエピソードを集めている。

赤き者もの少しは参れ蕃椒

2011-04-14 03:51:54 | 五高の歴史
漱石の熊本高等学校秋季雑詠から一昨日の瑞邦館の次は倫理講話である

赤き者もの少しは参れ蕃椒
かしこまる膝のあたりやそゞろ寒

蕃椒はとうがらしのことであるが俺は胡椒という名しか頭に浮かばない
唐辛子と言うことは聞くが蕃椒という字はあまりなじみがなかった。
とうがらしは嗜好品である。

教室における倫理講話の時間の事を詠んだ句である。その教室の場所を特定することは出来ないが、本館のどこかの教室であったことであろう。ここではウイキペリアから同じ嗜好品であるトウガラシ・とコショウについて転載してみる。


    トウガラシ - Wikipedia
トウガラシ(唐辛子、学名:Capsicum annum)は、ナス科トウガラシ属の多年草または低木(日本など温帯では一年草)。また、その果実のこと。メキシコ原産(アンデス地方という説もある)。果実は香辛料または野菜として食用にされる。


  コショウ - Wikipedia
胡椒は、粉に挽いたものや、さらに塩と混ぜた「塩コショウ」として売られているものが多いが、本来の風味を愉しむなら、ペパー・ミルで、使うたびに挽くのが理想的である。 ペパー・ミルは、使い捨ての「ミル付きコショウ」から、円筒形のボディに擬宝珠の実をつける ...

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    教室の様子・・漱石もこんな教室で教えたのだろう




中央階段の様子  階段は欅板で作成してある

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