[サンフランシスコ 24日 ロイター]
- 米電気自動車(EV)大手テスラ<TSLA.O>の株価は24日、22%近く急騰し、2013年5月以来11年ぶりの大幅高となった。イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が示した好調なEV販売台数見通しに安心感が出た。
マスク氏は23日、2025年の納車台数が20─30%伸びるとの見通しを示し、年前半に手頃な価格のEVを投入する計画も明らかにした。同氏が本業EV販売の拡大をなお目指す姿勢を見せたことが投資家を安心させた。
時価総額は1500億ドル近く増加した。
ダイレクシオンのマネジングディレクター、エド・エギリンスキー氏は「テスラ株は決算発表を前に10月に大きく売られていた。一部の弱気筋は、業績が懸念されていたよりも良かったという単なる安心感による急反発とみている」と述べた。ショートカバーも入ったとした。
マスク氏は本業のEVに加え、人工知能(AI)やロボットの分野にテスラの事業を拡大する方向性を打ち出してきたが、詳細な戦略は出していなかった。今月開いたロボタクシー(自動運転タクシー)「サイバーキャブ」を関するイベントも具体性に欠いたため、株売りにつながっていた。
テスラの第3・四半期決算は利益率が市場予想を上回った。車両1台当たりのコストが過去最低の約3万5100ドルに低下し、利益率を押し上げた。
モーニングスターの株式ストラテジスト、セス・ゴールドスタイン氏は「高度運転支援システム(FSD)が利益率上昇に寄与したが,それより大きなけん引役は1台当たりの生産コスト低下だった。ゆくゆくはFSDが利益率の長期的な上昇をもたらすだろう」と予想した。
マスク氏は23日、2025年の納車台数が20─30%伸びるとの見通しを示し、年前半に手頃な価格のEVを投入する計画も明らかにした。同氏が本業EV販売の拡大をなお目指す姿勢を見せたことが投資家を安心させた。
時価総額は1500億ドル近く増加した。
ダイレクシオンのマネジングディレクター、エド・エギリンスキー氏は「テスラ株は決算発表を前に10月に大きく売られていた。一部の弱気筋は、業績が懸念されていたよりも良かったという単なる安心感による急反発とみている」と述べた。ショートカバーも入ったとした。
マスク氏は本業のEVに加え、人工知能(AI)やロボットの分野にテスラの事業を拡大する方向性を打ち出してきたが、詳細な戦略は出していなかった。今月開いたロボタクシー(自動運転タクシー)「サイバーキャブ」を関するイベントも具体性に欠いたため、株売りにつながっていた。
テスラの第3・四半期決算は利益率が市場予想を上回った。車両1台当たりのコストが過去最低の約3万5100ドルに低下し、利益率を押し上げた。
モーニングスターの株式ストラテジスト、セス・ゴールドスタイン氏は「高度運転支援システム(FSD)が利益率上昇に寄与したが,それより大きなけん引役は1台当たりの生産コスト低下だった。ゆくゆくはFSDが利益率の長期的な上昇をもたらすだろう」と予想した。
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