3月9日(金)
今週末の山の天気も冴えないようなので、今日の方がまだマシかなと考えて比婆山へ行ってきました。比婆山古道から比婆山(御陵)へのルートを採りました。比婆山古道の入口まで林道は除雪されていましたが、自動車でそこまで入るとUターンするスペースがなくとんでもないことになります。この週末にこのルートを採られる方は、車は旧ドルフィンバレイスキー場入口に停めて歩かれることをお勧めします。スノーシューで歩いた比婆山古道は雪も程良く締まっており心地良いスノーハイクでした。登る程にガスが立ち籠めてきましたが天気が大崩れすることはありませんでした。ところが御陵に出ると様変わりでした。県民の森方面から烈風が吹き上がり稜線部の樹々には樹氷が付着しており、樹々の幹や枝にはエビの尻尾が出来ていました。地面には風で飛ばされたエビの尻尾の結晶がガラスが割れた後のように散らばっていました。その天候の激変を現在進行形で目の前で見ることが出来ました。なかなかに得難い機会であったようです。
【写真↓】烈風を受けて御陵を囲む樹林に付着する樹氷とエビの尻尾。
【写真↓】雪に埋もれた御陵。ブナの枝には樹氷が付着していた。