雨の太田川中流域の散策の続編です。共栄橋から可部の街に向けて下って行くとJR可部線の終着駅・安芸亀山駅の手前1キロメートルほどのところに古いレンガ造りの建物があります。前々から気になっていた建物でしたが、今回思い切って訪ねてみました。また併せそのすぐ上流部にある吊り橋の筒瀬橋も訪ねました。〔8月27日(火)〕
↓ 安芸亀山駅から1㎞ほど太田川左岸の県道を遡ったところに古めかしいレンガ造りの建物が建っています。
↓ この建物は明治45年(1912年)に竣工して操業開始した亀山水力発電所で、昭和48年(1973年)まで発電を続けていたそうです。
↓ 建物は現在も使われており、太田川漁業協同組合の事務所が建物の中に設けられています。
↓ この発電所の建物は太田川の洪水との闘いを強いられたようです。建物に張り付けられた銘板には歴代の大洪水の水位が記されています。
↓ 洪水の脅威にも打ち勝って今も残っているしっかりとした建物は明治の人々の心意気を伝えています!
↓ 建物の背後には当然に水が落下するパイプが設置されていた筈ですが、立ち入り禁止となっていました。
↓ 亀山水力発電所から2.5㎞ほど上流部に吊り橋の筒瀬橋があります。安佐町筒瀬と可部町今井田を結んでいます。
↓ 太田川左岸にある今井田の集落の生活道としての利用がされており、小型普通車までの自動車の通行も可能です。
↓ 筒瀬橋の上から見た太田川上流方向の景色です。右手の護岸の向こうに今井田の集落が見えています。
↓ 板敷きの橋です。制限重量1.5トンで、複数台の車の同時通行は禁止されています。
↓ 今井田集落側から見た筒瀬橋です。
↓ 太田川左岸に開かれた今井田の集落です。メイン道路はこの先で行き止まりとなっています。
↓ 集落の外れの筒瀬橋の袂にはかつてJR可部線の今井田駅がありました。今も駅跡が残されています。