季節が移ろう頃は花の端境期でもあります。散策中に出会う花の種類は極めて少なく、歩いていても退屈を感じるほどです。そんな中、今日の散策中に出会ったのはクズ(マメ科クズ属)とハゼラン(ハゼラン科ハゼラン属)の花でした。〔9月1日(水)〕
↓ クズの花穂です。花は下から上に順に咲いていきます。
↓ クズの蔓が散歩道に垂れ下がり、そこに綺麗な花が咲いていました。これがこの日この花に注目した理由です。
↓ この谷間を埋めるようにクズは大繁茂していました。日本原産の植物ですが、世界各国でも繁殖しており、海外では世界の侵略的外来種ワースト100の一つに指定されているとのことです。
↓ 今日の散策ルートは高台の住宅団地を巡るコース。広島市北郊の丘陵地に住宅地が開かれています。
↓ 住宅団地内の公園近くの路傍の叢の中にピンクの小さな花と玉のような蕾をつけたハゼランを見付けました。
↓ 初見の花ですが、南米原産の植物で円錐花序に付いた花は午後の2~3時間しか開かないそうです。そんなところからサンジソウ(三時草)、サンジカ(三時花)との別名もあるようです。
↓ 一度見付けた花とは、別のところで簡単に再会するものです。より多く花を付けた株に出会いました。こちらは鑑賞用に育てられていました。