おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

乗客激怒で列車が止まる?イリエンツィ駅

2017-01-20 16:10:53 | 鉄道

なんか日本でもニュースになったみたいですが、最近ブルガリアはとっても寒いです・・・ 毎日雪、雪、雪・・・ それでブルガリアの電車は大変なことになっています。

先日、ソフィア中央駅からちょこっと北に行ったところのイリアンツィ駅(ソフィアで有名な大中国物産展?イリヤンツィ市場からは少し離れていますが・・・)で、特急が普通列車が追い越そうとしたそうで・・・ いろんな都合でそうしたようですが、それに激怒した普通列車の乗客(ちなみにこの列車、ソフィア中央駅を約1時間遅れで出発したそうですが・・・)が特急の通る線路に立ちはだかって大騒ぎ!! 特急が出発できなくしてしまったんだとか。特急の乗客からしたら、「こちとら特急料金払ってるんだっ!!なんで各停のお尻を追いかけなくっちゃいけないのっ(怒)!!」という文句が出るでしょう。確かに日本だったら特急が優先されそうだけど・・・

その辺はこの国、ちょっと日本にはないブルガリア国鉄の事情が関係してる? なんか最近辞職した前首相ボリソフ氏(ボイコ)が、「ブルガリアに高速鉄道を走らせるっ!」と言ってましたね~。っつっても最高時速120kmくらい・・・? でも、この程度の速度でもブルガリアの今の線路の状況では耐えられそうにありません。日本の場合は常に保線工事が行われていますが、ブルガリアではそんなことをするお金もないような・・・ 古い線路を速度を上げて走らせれば・・・ オオ怖っ・・・ 国鉄職員は昨年ストをしてたっけ。給料、払ってあげてね~!!。

しばらく前にはソフィアから北東方向に行ったシューメン県のある村で貨物列車(タンク車の編成)が脱線転覆し、爆発大炎上するという大事故を起こし何人もの人が犠牲になってしまいました。なんでも駅から2つ先の通りまで爆発で吹っ飛ばされたんだって・・・ 

この国、鉄道は、というと電車、機関車、客車はほぼすべて外国製。ドイツの「ジーメンス」は分かるけど、ロシアやルーマニア、チェコから買ってたり、ヨーロッパのお古を集めてたりと、自力ではちょっとどうすることもできない感じ。公共事業の受注はトルコ企業だけど、トルコに鉄道線路を保全したり新設するイメージはないなァー。

じゃあ、東南アジアみたいに中国とかに発注するのかな?中国の鉄道の偉い人や政府の偉い人が来て鉄道を見学したり交渉したり、というニュースは以前からありましたが・・・ いずれにしても鉄道の今後の発展はどこの国も難問山積。何かを大量輸送するような用事はあるか、外国にも売りに出せる超特急を作れるか・・・ それより前にここは地味~な線路の保全をまず何とかしないとしないとなんないけど、これにはみんな二の足を踏んでるような・・・ ソフィア市内の路面電車も「走ってるからいいじゃん」って感じて使ってると、

雪のせいで線路の切り替えポイントが動かなくなって折り返しができるところから先は運転打ち切り、路面電車が大渋滞・・・ なんてしょっちゅう・・・ きちんとインフラ直してねって言いたいんだけど、もうかりそうもないもん・・・「鉄」のアタシが、悲しいけどそう感じちゃいます。 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする