ロマンチック鉄道、只見線!
11年前の水害で寸断された只見線を復旧する運動に六角さんが出てたなぁ・・・「只見線の歌」なんて出してたし。その全線開通がこの秋に迫ったと聞いて、あ、じゃあ代行バスはもうすぐ終わるんだと思ったのが今回の旅行のきっかけでしたから。(笑)
越後湯沢から六日町まで、ちょっと乗ってみたかったほくほく線の電車で。ほくほく線の駅名標は最近毎朝連ドラで見ている「さぶろうさん」が書いたんだって!!
そういえばヨガだけじゃなくて書もやってたんだったね。
小出で只見線のディーゼルカーに乗り換え。まさに日本の原風景。
狭めの平地に広がる田んぼ。おいしいお米がとれるとこですね!
こんな路線だったらみんなやりたいかぶりつき(笑)。だんだん山深くなって、大白川駅から長い長~い駅間で只見に到着する前には大きなダムの端っこを通ります。
そして只見から会津川口までの間が代行バス区間なので、只見駅で乗り換え。乗り換え前の列車の中では車掌さんが代行バスに乗り換える人数を確かめに車内を回ります。
只見線全線開通ののぼりと一緒に「只見線に手を振ろう」のぼりもいっぱい出てたなぁ。暑かったせいかあまり人が外に立っていなかったけど、
代わりに只見駅ではかかしさんたちがお出迎えです。
そういえば長岡もそうですがこのあたり、司馬遼作品の最新映画「峠」推し!主人公の終焉の地がこの代行バスの区間。乗り換えの只見駅にも河合継之助Tシャツ(笑)それにしてもこの鉄道むすめ、どなた?
山深い田舎の集落を結んで国道と鉄道が並行して走る・・・
鉄道の復旧以外も水害の復興事業も進んでいるようです。10月の営業運転再開を前にもう試運転をはじめてるみたいですねっ!!
1時間弱でバス旅は終わり。
バスがつく頃には会津若松行きのディーゼルカーはすでに駅で待っています。
「鉄オタ道子」も訪れた早戸駅。渡し船があって近くに温泉があるんだったね~。湖に浮かぶ渡し船が雨に濡れていました。ぼーっとしてる間に通り過ぎちゃって、あとから「あ、そうだった、この駅だったんだ・・・」と写真を撮らなかったこと後悔しきり。
アタシの愛蔵書、昭和45年発行の山渓ガイド「蒸気機関車の旅」・・・ タンクエンジンが晩秋の山あいのカーブした鉄橋を渡る写真が印象的に紹介されていたこの区間。
駅前に置いてあるこの機関車が走ってたのかな? この本では会津線として紹介されているのは、アラフィフのアタシが生まれたこのころはまだ途中がつながってなかったから。会津側の歴史はけっこう古いんですよ~。そのころ只見線と呼ばれていたのは新潟側で、豪雪の雪かき列車が紹介されています。エッセーには、鉄道写真の大御所、廣田さんがとち餅やこの地方の習慣、木の枝でお尻を拭く(?)という話をしておられました・・・
それにしてもここのところ大雨で毎年毎年ホントに鉄道インフラがやられます。この旅行の数日前にも大雨が降り、会津若松で乗り換える磐越西線、喜多方でまた鉄橋が壊れたので列車は全部喜多方止まり・・・ 只見線が復活するのはうれしいけど、ほんとに地球温暖化、世も末・・・なんですかね?
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