おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

大きくなれヨ!

2006-03-27 23:53:26 | ブログ

Pigsinlada2  以前にも書きましたが、ここブルガリアの美味しいもののひとつに豚肉があります。やわらかくて、旨みが濃い気がします。そして一軒家に住む人の多くが一年のお楽しみということで子ブタを買ってきて庭の一角の小屋で飼います。チョッと郊外にいくと(ここペルニックや隣町のラドミルでは結構街中でも!)どこからともなく「ブヒブヒブヒッ、ブヒ~!」と鳴き声、「フンゴ、フンゴ、フンゴ~、(モソモソ)」とえさを食べる音。振り返ると、あっ、スビンチェだ!!

 スビンチェ、スビニャ、プラセンチェなどなど、いろいろ呼び名がありますが(そうそう、ゴショ(=ブ~)も。)これが結構シャイで、声はしているのに姿を見せないことが多いです。でも、姿を見せると、これがまた・・・デカッ!! 「ブタ=デブ」のイメージが強いのですが、ここでよく見るブタは結構足が長くて背が高い感じがします。そして意外に毛深いのです。友人宅の近所にいるブタはブチもよう。私の中では「マダラ(=近所の通りの名、マダラ模様とひっかけて)」と名づけています。

こちらに来て分かったのですが、ブタはおなかが空くと結構コワいのです。先日友人のステファンとソフィア近郊のヤナという村に行ったときのこと。楽しくステファンの友人家族と話していたところ、庭でず~っと「ガン、ガン、ガン…」と何かがフェンスに体当たりしている音が。姿は見えなかったのですが、それは…

「あっ、プラセにエサをあげなきゃ。」プラセ、つまりブタです。バケツ一杯のエサ+ごはんの残り物(パンなど)を入れてお母さんは出て行きました。そしてしばらくすると・・・シーン。ブタはおなかが空いてイライラしていたのかもしれません。おお、ブタって結構暴れるんだ。うちで飼ったら結構大変かな。 (ミニブタはおとなしいって聞くけど。うちで飼うんだったら、食べるためではなくペットとして飼いたいけど、ここのはミニブタじゃないから結構大きくなるし… アパート暮らしだからダメか、もともと。) ごはんの残り物で大きくなって、最終的には人間の食べ物になるんだから効率的で、なんとも役に立つ重宝な動物です。(ウクライナではブタにまつわる小話があるんだそうです。お母さんが太ってしまってしょうがない。家族の残り物を片付けないといけないから。お医者さんに相談すると、「ブタを買いなさい」。そこで、このお母さん、何て言ったと思います? 「ブタを買ったらブタが食べ残したものも食べないといけないからもっと太っちゃうじゃない!」… おもしろかったですか?

あと、私としては新発見なのは目が青いこと!! 特に白い品種のブタは。つぶらな瞳で、横目でこちらに「流し目」してくるのをよく見ると、青いんです!! 目が!ちっちゃくてかわいい目なんですが。(ちなみに今まで見た動物の中で一番目がコワかったのはカモメ!!

近所の高速道路沿いの市場で子ブタを売りに来る人に写真を取らせてもらいました。(時にはベンツのトランクに子ブタたちが…)ラーダのトランクですやすや寝ている子ブタの兄弟たち。ちなみに一匹65レバ(4500円)くらいでした。(いいのになるともっとするんだとか。そんなに安い買い物ではありません。)

ちっちゃいときはものすご~くカワイイ子ブタたち!! でも、大きくなると… この子たちを買っていく人たちは心の中で「大きくなれヨ~」(withハイレ・ハイレフロ・ハイレフロ~、ははは、ハイレハイレフロ・ホッツホ~の音楽 by O大ハム)・・・と言っているのでしょうね。

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