「そして、星の輝く夜がくる」真山仁
1995年の阪神大震災で妻子を失った小学校教諭、
小野寺が東日本大震災後の東北の小学校へ赴任。
小野寺がいい先生かどうかというのは人それぞれだけれど、
必要な先生であったと思う。
学校が小野寺に対する期待を大きかったと思う。
クラスの全員でなくても何人かの心が少しでも安定したのなら
小野寺が東北に赴任した意味はあったと思う。
人はそれぞれだし、合う合わないは絶対ある、
最後まで受け入れられない人もいるだろう。
でも、小野寺いう「小学校で一番大事なのは児童だ」という考えは、
生活に追われる中で最も重要なことを思い起させた言葉だと思う。
親的には最初に先生に会った瞬間に「
ハズレ」か「当たり」と区別している。
それって私だけではないはず。
ハズレの先生には期待はしないし、
どうか1年無事に過ごせますようにと思う。
小野寺が当たりかどうかは、
長男にはいいけれど、娘には厳しいなぁ。。という印象。
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