「三ノ池植物園標本室 上 眠る草原」ほしお さなえ
心も体も疲れた風里がゆっくりと緩やかに
再生していく。
住む場所の歴史と自分の心と愛する人の心の
リンクの仕方がとっても複雑でシンプル。
やさしく、そして勇気の持てるお話でした。
なんか読んだことあるぞおと思っていたら
「恩寵」の改題、大幅加筆修正だそうで。
読んだことあると思えばなんか安心して読める(笑)
思わぬ再読ですが、上巻ですでに心掴まれている私。
全部が繋がると言えばつながるけれど、絡めすぎな感じもある。
けれど、最初に読んだときより深く感動した。
今、読んで正解!なんだと思う。
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三ノ池植物園標本室 上 眠る草原 (ちくま文庫) |
ほしお さなえ | |
筑摩書房 |
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三ノ池植物園標本室 下 睡蓮の椅子 (ちくま文庫) |
ほしお さなえ |
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筑摩書房 |