MOONLIT STORY ~月夜の物語~

月明かりに照らされた惑星地球をテーマに星空の写真を撮り続けています。

K-7 vs K-5IIs

2012-11-04 20:51:40 | 天体望遠鏡・撮影機材・グッズ

PENTAXのニューモデル「K-5IIs」を手に入れました!
K-7以来、3年ぶりの購入です。

   



同じボディーを流用しているので、見た目の違いはほとんどありませんが、技術の進歩には目覚ましいものがあります。
その中でも一番気になるのはやはり画質です。

K-7は、サムソン製の1460万画素CMOSセンサー。

方やK-5IIsは、ソニー製の1628万画素CMOSセンサー。
2年前発売のK-5とセンサーは変わっていませんが、IIsは、解像度劣化を招くローパスフィルターがなくなっていることが大きな特徴です。

というわけで、さっそく撮り比べてみました。
カスタムイメージはナチュラルで、ホワイトバランスは太陽光です。
その他すべての設定が同じになるようにして撮影しました。
左がK-7で、右がK-5IIsです。



レンズ:SMC PENTAXM☆67 300mmF4ED 開放 ISO200

「全景縮小」
 



「等倍切り出し」
 



解像度でいうとK-5IIsの圧勝です。
画素数はK-5の方がやや多い分有利ですが、画素ピッチでいうと5%程度の違いに過ぎないので、微々たるものです。
やはりローパスレスの効果が大きいようです。

発色はK-7の方が緑が濃く、ダイナミックレンジが狭い分、黒が締まってコントラストが高くなっています。



次に、もっとも重要視している高感度性能です。



レンズ:smc PENTAX-FA★ 24mmF2.0→F2.8 ISO3200

「全景縮小」
 



「等倍切り出し」
 



全景で見比べると、K-5 IIsのダイナミックレンジの広さが段違いであることがわかります。
等倍で見比べると、こちらもK-5IIsのノイズの少なさと高い解像度が一目瞭然です。



K-5IIsは、赤い星雲の写りがとてもいいというレポートもあり、この高感度特性と相まって、APS-C最強の天体カメラといっていいでしょう。

K-7は緑の発色が素晴らしいのですが、オーロラを撮ったときは、緑がやたら生えて、絵具で塗ったようにべったりとして、色彩感に欠ける仕上がりでした。
K-5IIsは赤の感度が強いので、赤いオーロラの写りに期待が持てます。

その他びっくりしたのは、暗所AF性能です。
なんと、白っぽいものなら満月の灯りでピントが合っちゃいます。
これはすごい進化です。


仕事が忙しくてまだほとんど撮影していませんが、良い買い物をしたと満足しております。
もっとも、星景写真は相変わらずフィルムオンリーですけどね。



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (びくこな(bigcorner))
2012-11-05 13:15:03
こんにちは

この機種間の差は大きいですね!

赤の写りに関しては、最近これでバーナードループが写ってるのを見ました(勿論固定で)

Takeさんの本格的デジタル星景も見てみたいですネ
返信する
Unknown (take)
2012-11-10 00:55:53
びくこなさん、こんばんは!

APS-Cでこれ以上画素数を増やして高感度性能を落として欲しくなかったし、画素数変わらずに解像度がこれだけアップするなんて、こんな理想的なカメラはありません。

どんどん使いこなしていきたいと思いますが、この一ヶ月間休みなしですので近所でしか撮影できな状況です。(ノω;)
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