麻生氏発言→専門家「温暖化の影響はほとんどない」と指摘
ハフポスト 2021年10月26日
「暑い年でないと美味しいコメができない、というわけではありません」と専門家。品種改良などの努力が身を結んだ結果と言えそうだ。
「温暖化したおかげで北海道のコメは美味くなった」。
10月25日、北海道小樽市で行われた街頭演説での自民党の麻生太郎・副総裁の発言が波紋を呼んでいる。「農家のおかげですか?農協の力ですか?違います」という内容にはSNSで「品種改良の努力を踏みにじっている」などと批判もあがっている。
そもそも、この主張は正しいのか。
北海道大学農学研究院の専門家は、品種改良に加え、栽培技術や収穫後技術の改善を積み重ねた結果だと指摘。「温暖化の影響はほとんどない。猛暑である必要も、地球温暖化である必要もありません」と話している。
■「農家のおかげ?違います」
問題の発言があったのは10月25日。小樽市で衆院選の自民党公認候補とともに街頭演説に立った麻生氏は「今、北海道は色々な意味であったかくなった。平均気温が2度上がったおかげで北海道のコメは美味しくなった」と切り出した。
そして「昔、北海道のコメは『やっかい道米』と言われるほど売れないコメだった。今はその北海道がやたら美味いコメを作るようになった。農家のおかげですか?農協の力ですか?違います。温度が上がったからです」と発言した。
さらに「平均気温が2度上がったおかげで北海道のコメは美味しくなった。地球温暖化といえば悪い話しか書いてありませんが、温暖化でいいこともあります」とも話した。
この発言が報じられるとSNSでは、「品種改良の努力を踏みにじっている」などと批判の声が相次いだ。
発言では「おぼろづき」「こちぴかり」という銘柄を挙げ「金賞を取った」ともしているが、「こちぴかり」という銘柄は存在しない。類似の名前で「コシヒカリ」はあるが、北海道では生産されていない。
■温暖化である必要ない
では、「温暖化したおかげで米が美味くなった」とする麻生氏の発言はどの程度、正確と言えるのか。
北海道のコメは、以前は「美味しくない」という印象を持たれていた。「やっかい道米」と揶揄されていたのも事実だ。
この課題に1980年から取り組んできたのが農家や農協、それに農業試験場や研究者らだ。川村さんによると、①品種改良②栽培技術③収穫後技術の3点が、北海道産米の食味向上のポイントだという。
コメは一般に、でんぷんの成分「アミロース」とタンパク質の含有量を適度に下げることが必要になる。粘りがあり柔らかくなるからだ。
「北海道では初めてのコシヒカリ系統となる『きらら397』が1989年にデビューし、やっと美味しいコメが出てきました。さらに『彩(あや)』という遺伝的にアミロースが少ない品種が生まれると、今は同じ低アミロース系統品種の『おぼろづき』『ゆめぴりか』が広く栽培されています」
さらに、タンパク質量についても、原因となる窒素肥料を抑えるなど、栽培技術を向上させることで減らすことに成功した。
コメの収穫後に用いられる技術の進歩も味の向上につながった。例えば収穫後のコメのタンパク質量や成熟した米粒の割合を測る「自動品質判定」や、北海道の冷たい自然の空気をサイロに送り込むことで、籾をマイナス5度からマイナス10度程度まで冷やす技術などを独自に開発した。
こうした過程を踏まえると、麻生氏の「農家のおかげですか?農協の力ですか?違います。温度が上がったからです」という発言は誤っているとみられる。
一方で、温暖化の影響が考えられるのは、稲の花が咲いてから収穫するまでの登熟期間だ。この期間の気温が高いとアミロースは低下し、粘りがあり柔らかいコメになる。麻生氏も「お米の花が実に変わるあのころの温度が2度上がった」と発言しているが、このことを指している可能性はありそうだ。
しかし川村さんは「暑い年でないと美味しいコメができない、というわけではありません。平年並みでも、過去には冷害年でも『ゆめぴりか』は食味試験で高い評価を得ています。猛暑である必要も、地球温暖化である必要もありません。さらに、高温障害は本州以南で問題になっています」と指摘している。
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2021年10月23日
「何もしなければ政治はこれまでのまま」パタゴニアが衆院選で投票呼びかけ
衆院選を巡り、パタゴニアは「社会構造を大胆かつ公正に変化させようとするリーダーが必要です」と訴えています。
生きるために投票する。
衆院選期間中に、こんなメッセージを掲げている企業がある。
アウトドア用品のパタゴニア日本支社(横浜市)だ。「Vote Our Planet 私たちの地球のために投票しよう」というキャンペーンを展開し、Twitter上でも「#地球のために投票しよう」と呼びかけている。
パタゴニアといえば、従業員が家族や友人らと政治について話し合い、投票に行ってもらおうと、2019年7月の参院選で投開票日に全ての直営店を臨時休業にすると発表して話題になった。
気候危機など課題山積
今回の衆院選でも企業としての考えを明示し、気候危機をはじめ、LGBT法案や男女格差、カーボンニュートラル(脱炭素)など日本が抱える課題を指摘。「社会構造を大胆かつ公正に変化させようとするリーダーが必要です」と訴えている。
Twitter上では「#地球のために投票しよう」という呼びかけに対し、「投票権がせっかくあるのだから、 思いを声にして投票します」「私たちは気候危機を止められる最後の世代と言われている。 今の世代だからできることを着実に進めたい」といった声が寄せられている。
パタゴニアは自社の公式サイトで、こう訴えている。
「私たちが何もしなければ、政治はこれまでのままです。私たちが本当に必要とするこれからの政府をつくり、私たちそれぞれにとって大切な何かとともに生きるために、10月31日、投票しましょう」
バカも連発だ!
これが自民党だ。
こんな老いぼれはさっさと退場させなければ地球の未来はない。
この選挙、自民党に入れようとしているあなた、考え直してほしい。
地球を壊す立場に立たないでほしい。
おねがいだ!地球人よ!
自然を愛する人達よ!
植物を愛する人達よ!
動物を愛するひとたちよ!
人を愛する人達よ!
すべての地球を愛する人達よ!
惜しい方が亡くなられた。
核兵器廃絶と被爆者援護の活動に尽力した日本原水爆被害者団体協議会(被団協)代表委員の坪井直(すなお)さん。
わたしの青春時代に活を入れてくれた、白土三平氏。
「カムイ伝」、わたしの宝物として本棚にある。
ご冥福をお祈りします。
本当にあの人は、何回も何回も失言をくりかえし、かつそこから学習をしていませんね!
こんな人が、まだまだ政治をしようとしているとは、情けない限りです!
自民党の人はもうみんな辞めていただきたいです!