東儀秀樹さんのコンサートに生駒まで行ってきました。
コンサートというよりリサイタルといったほうがいいのでは?
狩衣姿で笙を拭きながらの登場でした。前半はこのままの姿で雅楽で使う楽器(笙、篳篥、竜的)に関するお話など分かりやすく解説してくださいました。笙はアコーデオンの原型とか。そういえば以前にTFC(東儀秀樹、古澤巌、COBA)さんのコンサートでCOBAさんのアコーデオンとよく合うなあと思ったのを思い出しました。篳篥は小さな縦笛?竜笛は横笛で力強い音色。笙は鳳凰が羽を閉じた形で鳳凰の絵を描いている時に浮かんだイメージで作られたご自身の曲「光り降る音」の他「浜辺の歌」や「ジュピター」等。舞台上にはピアノが置かれていますが伴奏者も現れません。伴奏音楽はカラオケ? 東儀さんは雅楽の楽器以外では本格的な音楽の勉強をされたわけではないそうですが、ピアノもギターも弾かれます。それぞれの楽器をご自分で演奏されてその音源を重ねて伴奏音楽を作られそれを流されて舞台上で三つの楽器で生の演奏をされるのです。だからコンサートというよりリサイタルではと思ったのです。後半には「花水木」」「枯葉」「ゴンドラの唄」トゥーランドットの「誰も眠ってはならない」などの他にお客さんから好きな音「ミ、ファ、ラ、シ」を受けられてそれをモチーフにして即興でピアノ演奏されました。遠くまで来た(1時間半なのでそれほど遠くでもない?)甲斐がある楽しいコンサートでした。