銀座のお洒落なイタリアンレストランで舌鼓の四日後は、信州の今では誰も行かなくなった里山の奥山でキノコ狩り。このギャップがいいのです。この秋は気候がおかしくて、例年の9月の長雨がなく、10月に入って雨ばかり。地温が高いのでウラベニホテイシメジやサクラシメジは全く出ずじまいで終わりそうです。もちろん舞茸も。
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(左)妻女山駐車場奥の斎場山への登山口。上はわが家の山で仲間と椎茸の原木栽培をしているのですが、上京中ずっと雨だったのでえらいことになっている気がしますが、帰りに見ましょう。(中)長坂峠から天城山(てしろやま)。あのずっと奥まで行きます。もちろん林道も登山道も外れます。(右)天城さんと堂平大塚古墳の分岐。この左手は謙信の陣城跡と伝わる陣馬平。
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大きなコナラの倒木にウスヒラタケ。美しい! これぐらいの株が三つほどあり、袋がいっぱいになりました。冬のヒラタケより薄く柔らかく、いい出汁が出ます。炒めても煮ても美味しい。
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(左)ハタケシメジ。見てくれは悪いのですが、味はホンシメジに匹敵。匂い松茸味占地というように、旨味成分は松茸の二倍以上。(中)全草が猛毒のヤマトリカブト。(右)コナラの倒木にクリタケ。死に到る猛毒のニガクリタケと間違えないように、必ず噛んでみます。クリタケは無味ですが、ニガクリタケは猛烈な嫌な苦味があります。
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さらに奥山でクリタケの群生を発見。まさにクリタケ城。キノコはただ山を歩いていても見つかりません。出る場所(シロ)と、出る時期を知らないとまず一本も採れません。今回も知っているシロを効率的に最短距離で回っています。もちろん登山道などありません。ここは昨年も大量に発生した場所です。小さなものは残しておきます。
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(左・中・右)ひと目でクリタケと分かるのですが、念のため噛んでみます。
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戻ろうとして芝草の脇にこんなものを発見しました。鹿の角です。帰って測ったら52センチもありました。こんな大きな角を持つ鹿がいるのは初めて知りました。陣馬平で子鹿を、鞍骨城跡で二頭の雌鹿を目撃したことがありますが、こんな立派な角を持った雄鹿に出会ったことはありません。大きくてずっしりと重い。ぜひ一度出会ってみたいものです。山の神のプレゼントは、有難く持ち帰りました。
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(左)森のギャップ。紅葉はまだです。二週間ほど先でしょう。こんな風に誰もいない森のなかで佇んでいると、自分も野生動物に、風になれるのです。孤独ではありません。周りの自然と言葉を必要としない会話ができるのです。五感だけでなく、全ての感性が開放されるのです。(中)樹間から望む善光寺平。下界からは選挙カーの声が。極右には絶対に入れません。あれは保守とはいわない。金持ちと自分たちの利益しか考えない米軍産複合体に魂も国民も売り飛ばした売国奴です。(右)ナツヅタは色付いています。オオスズメバチが脇を通りました。秋のスズメバチは子育てでストレスが溜まっています。刺激しないことです。月輪熊はこの季節は下りて来ないので熊鈴は付けません。来れば通る道筋も分かっています。最近ニホンカモシカに出会えないので寂しい。以前は行動パターンを全部把握していたのですが、塒(ねぐら)を替えてしまったのと代替わりして行動パターンも変化してしまったのです。
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(左)林道脇にたった一本のハナイグチ。信州では時候坊と呼んで親しまれているキノコ。(中)深い谷へ下りて天然のナメコを探しに行きました。まだ出始めでした。栽培ものとは味の濃さが全く違います。(右)純白の花びらがひときわ目立つノコンギク。
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薄紫のノコンギクで吸蜜するイカリモンガ。オレンジ色の文様がイカリの形をしています。拙書のコラムで、「イカリモンガってなにもんだ?」というエッセイを載せています。面白いのでぜひ読んでみてください。
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(左)ヌメリスギタケモドキ。食菌です。これが土から生えているとツチスギタケで毒キノコ。間違えたら大変。キノコの同定は持ち帰ってではなく現場でという理由がこれです。(中)帰りに妻女山里山デザイン・プロジェクトのメンバーとやっている椎茸の原木栽培を見に行きました。傘の直径が15センチ以上のものが何本も。(右)今回の収穫。手前のクリタケは、写真の四倍ぐらい採れました。で、この大量のキノコの処理が大変なんです。それについては、秋になるとアクセスが殺到する下記の記事をお読みください。
◉信州の秋はジコボウはじめキノコ三昧。キノコ料理のレシピ。放射能除染方法も(妻女山里山通信)
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妻女山展望台からの眺めも少しずつ黄色や赤が増えてきています。右奥が長野の中心街で山裾に善光寺があります。明日はまた雨になるそうで、週明けには台風21号が日本を直撃しそうです。撮影に出られません。干し椎茸が乾きません。ヤレヤレです。
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で天然キノコをたっぷりと使ってキノコほうとうを作りました。ウスヒラタケ、クリタケ、ハナイグチ、ムキタケ、ナメコが入っています。野菜はカボチャ、里芋、人参、長ネギ。ここに牡蠣とスギヨの竹輪、カニカマが入ります。出汁は干し椎茸と日高昆布と鰹出汁。馬鹿旨です。
◆『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。
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★本の概要は、こちらの記事を御覧ください。
★お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。長野県シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。大学や市民大学などのフィールドワークを含んだ複数回の講座も可能です。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。
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(左)妻女山駐車場奥の斎場山への登山口。上はわが家の山で仲間と椎茸の原木栽培をしているのですが、上京中ずっと雨だったのでえらいことになっている気がしますが、帰りに見ましょう。(中)長坂峠から天城山(てしろやま)。あのずっと奥まで行きます。もちろん林道も登山道も外れます。(右)天城さんと堂平大塚古墳の分岐。この左手は謙信の陣城跡と伝わる陣馬平。
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大きなコナラの倒木にウスヒラタケ。美しい! これぐらいの株が三つほどあり、袋がいっぱいになりました。冬のヒラタケより薄く柔らかく、いい出汁が出ます。炒めても煮ても美味しい。
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(左)ハタケシメジ。見てくれは悪いのですが、味はホンシメジに匹敵。匂い松茸味占地というように、旨味成分は松茸の二倍以上。(中)全草が猛毒のヤマトリカブト。(右)コナラの倒木にクリタケ。死に到る猛毒のニガクリタケと間違えないように、必ず噛んでみます。クリタケは無味ですが、ニガクリタケは猛烈な嫌な苦味があります。
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さらに奥山でクリタケの群生を発見。まさにクリタケ城。キノコはただ山を歩いていても見つかりません。出る場所(シロ)と、出る時期を知らないとまず一本も採れません。今回も知っているシロを効率的に最短距離で回っています。もちろん登山道などありません。ここは昨年も大量に発生した場所です。小さなものは残しておきます。
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(左・中・右)ひと目でクリタケと分かるのですが、念のため噛んでみます。
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戻ろうとして芝草の脇にこんなものを発見しました。鹿の角です。帰って測ったら52センチもありました。こんな大きな角を持つ鹿がいるのは初めて知りました。陣馬平で子鹿を、鞍骨城跡で二頭の雌鹿を目撃したことがありますが、こんな立派な角を持った雄鹿に出会ったことはありません。大きくてずっしりと重い。ぜひ一度出会ってみたいものです。山の神のプレゼントは、有難く持ち帰りました。
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(左)森のギャップ。紅葉はまだです。二週間ほど先でしょう。こんな風に誰もいない森のなかで佇んでいると、自分も野生動物に、風になれるのです。孤独ではありません。周りの自然と言葉を必要としない会話ができるのです。五感だけでなく、全ての感性が開放されるのです。(中)樹間から望む善光寺平。下界からは選挙カーの声が。極右には絶対に入れません。あれは保守とはいわない。金持ちと自分たちの利益しか考えない米軍産複合体に魂も国民も売り飛ばした売国奴です。(右)ナツヅタは色付いています。オオスズメバチが脇を通りました。秋のスズメバチは子育てでストレスが溜まっています。刺激しないことです。月輪熊はこの季節は下りて来ないので熊鈴は付けません。来れば通る道筋も分かっています。最近ニホンカモシカに出会えないので寂しい。以前は行動パターンを全部把握していたのですが、塒(ねぐら)を替えてしまったのと代替わりして行動パターンも変化してしまったのです。
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(左)林道脇にたった一本のハナイグチ。信州では時候坊と呼んで親しまれているキノコ。(中)深い谷へ下りて天然のナメコを探しに行きました。まだ出始めでした。栽培ものとは味の濃さが全く違います。(右)純白の花びらがひときわ目立つノコンギク。
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薄紫のノコンギクで吸蜜するイカリモンガ。オレンジ色の文様がイカリの形をしています。拙書のコラムで、「イカリモンガってなにもんだ?」というエッセイを載せています。面白いのでぜひ読んでみてください。
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(左)ヌメリスギタケモドキ。食菌です。これが土から生えているとツチスギタケで毒キノコ。間違えたら大変。キノコの同定は持ち帰ってではなく現場でという理由がこれです。(中)帰りに妻女山里山デザイン・プロジェクトのメンバーとやっている椎茸の原木栽培を見に行きました。傘の直径が15センチ以上のものが何本も。(右)今回の収穫。手前のクリタケは、写真の四倍ぐらい採れました。で、この大量のキノコの処理が大変なんです。それについては、秋になるとアクセスが殺到する下記の記事をお読みください。
◉信州の秋はジコボウはじめキノコ三昧。キノコ料理のレシピ。放射能除染方法も(妻女山里山通信)
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妻女山展望台からの眺めも少しずつ黄色や赤が増えてきています。右奥が長野の中心街で山裾に善光寺があります。明日はまた雨になるそうで、週明けには台風21号が日本を直撃しそうです。撮影に出られません。干し椎茸が乾きません。ヤレヤレです。
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で天然キノコをたっぷりと使ってキノコほうとうを作りました。ウスヒラタケ、クリタケ、ハナイグチ、ムキタケ、ナメコが入っています。野菜はカボチャ、里芋、人参、長ネギ。ここに牡蠣とスギヨの竹輪、カニカマが入ります。出汁は干し椎茸と日高昆布と鰹出汁。馬鹿旨です。
◆『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。
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★本の概要は、こちらの記事を御覧ください。
★お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。長野県シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。大学や市民大学などのフィールドワークを含んだ複数回の講座も可能です。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。
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が、中尾山を含め鹿の生息している山をずいぶん歩いていますがまだ角を拾ったことがありません。
うらやましいです。
松代の山にも鹿はいるようですね。
松代は一度天城山周辺まで林道を歩いてムキタケを一度採ったきりでよく知りません。
尼厳山・奇妙山に登ったついでにシモフリシメジを探した時も空振り。寺尾山に城跡を散策した時にも食べられるキノコは何も見かけませんでした。
大分前舞鶴山からノロシ山にかけて登った時にムラサキシメジとハナイグチを採ったことがありましたが、最近は足を延ばしてないなあ・・・・
群れでなく見たのはたいていはぐれ鹿でしたから。
金曜日には鏡台山のある場所へキノコ狩りに行き、
天然ナメコとチャナメツムタケ(ジナメコ)をそこそこ採ってきました。
本当はそのもっと上にホンシメジを採りに行きたかったのですが、用事があって帰りました。
今年は10月に長雨とちょっと山の様子がおかしいですね。