モリモリキッズ

信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

春を告げる蝶、青い提督・ルリタテハと戦国武将・ヒオドシチョウ(信州妻女山里山通信)

2012-04-01 | アウトドア・ネイチャーフォト
 ダンコウバイが咲き始めた林道を登ると足下から突然なにかが舞上がりました。あとを目で追うと黒い蝶。あっ、やっとルリタテハ(瑠璃立羽)が舞い始めたかと、立ち止まって待ちます。人の気配に敏感で近づくとすぐに飛び去ってしまいますが、しばらくすると必ず戻ってきます。

 英名を、Blue Admral(青い提督)といいますが、こちらのページの最後の写真で分かる様に、エッヘンと胸を張ってまるで青い提督みたいに見えます。黒地に瑠璃色のラインが美しい蝶です。これはスーパーマクロで撮影したものですが、レンズから蝶まで4センチぐらいしかありません。ここまで接近するには気配を殺さないと寄れません。
暖地では年2、3回。寒冷地では夏に1回発生し、成虫で越冬します。

 撮影後、林道を登って行くとオレンジの蝶が周りを飛び始めました。ヒオドシチョウ(緋縅蝶)です。ルリタテハと共に春を告げる蝶。こちらも林道の日溜まりで日向ぼっこしてました。近づくとやはり飛び立ってしまいますが、必ず戻ってきます。こちらの写真のものは翅がぼろぼろですが、オス同士の縄張り争いの結果です。初夏に発生して成虫で越冬し、春に産卵。食樹がエノキなのでオオムラサキと競合します。樹液・獣糞・腐果を好むため、花にはほとんど留まりません。

 幸い妻女山山系では、例年通りの数といっていいでしょう。しかし、ここ数年春の低温やその他の影響で激減しているゼフィルス(シジミチョウ)が復活するかどうか気がかりです。放射能の影響というのは、当地では見られませんでしたが、東北や関東の昆虫は注意深く観察する必要があります。

--------------------------------------------------------------------------------
菅谷 昭松本市長のインタビュー
「政府、汚染の深刻さを未だ理解せず」まだまだ伏せられている情報がたくさんある…。国に現場の声を拾う姿勢があまりにも乏しい…。国策として汚染地域から移住させることを考えるべきだ…。移動費用として一家族あたりに4000万円を払ったとしても、災害復興費用の23兆円には到底届かない。除染よりも強制移住にお金を使った方が遥かに効果的では…。このような重大な事故を引き起こしていながら、原発推進派の人間は誰も責任を取っていない。これも大きな問題だ…。
「仮に政府がその情報を持っていて、敢えて表に出さないのであれば、それは隠蔽だ」「市民運動や国民運動を起こさない限り、今の日本が正しい方向に進むことは難しいのかもしれない」
放射能防御プロジェクト:木下黄太のブログ
「放射能問題を認識したがらない首都東京のマスコミ人が、事態をさらに悪化させます。愚かです」東京23区の汚染はキエフ以上。事態は深刻。ゆっくりと確実に体は被曝し蝕まれていく環境にある。
殺人的瓦礫を焼却できる安全な施設は当分の間ありえない1,2,3:春夏秋冬
原発用のフィルターシステムでさえ完璧には遮断できない。広域瓦礫焼却は全国被曝。広域瓦礫焼却は、東北から金も仕事も奪うという事実。
■必見! ドイツZDFハーノ記者「被災地は置き去りにされている」:Kaleidoscope
今回の災害は、地震、津波、原発事故、そして信頼の喪失の四つ。原子力ムラの人々は間違いなく狂人たち。
放射能被ばく検査結果報告(尿検査・甲状腺検査):けいとうさぎ
次々と報告される症状。検査結果の登録も可能。


にほんブログ村 写真ブログへ にほんブログ村 写真ブログ ネイチャーフォトへ にほんブログ村 アウトドアブログへ にほんブログ村 アウトドアブログ ハイキングへ にほんブログ村 歴史ブログへ にほんブログ村 歴史ブログ 日本史へ

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 壇香梅薫りカモシカ緩む妻女... | トップ | 芸者と呼ばれる艶やかな孔雀... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

アウトドア・ネイチャーフォト」カテゴリの最新記事