台風25号の影響でフェーン現象。長野市は30度近くになりました。そんな中をキノコ狩り。信州ではキノコ狩りでの遭難者や死亡者が増えています。今秋はキノコが豊作だというので、昔取った杵柄で山に入ったものの体が言うことを聞かず遭難というパターンでしょうか。道もない藪山でのキノコ狩りはかなり高度な知識と経験が必要です。シロと出る時期、タイミングを知らなければ何も採れません。毒キノコを見分ける能力も必須です。誰でもができることではありません。急斜面では命綱やハーネスを用意すべきです。
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南洋から2000キロも旅をしてきたアサギマダラ。帰化植物のマルバフジバカマで吸蜜しています。翅の透けた部分が浅葱色なので、そう呼ばれます。大海を渡れる秘密はその飛び方にあります。モンシロチョウの様に忙しなく羽ばたくのではなく、優雅に舞い滑空します。究極の省エネ飛行を身に着けているのです。今回は七頭と邂逅しました。
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(左)マルバフジバカマの群生があちこちに。(中・右)花が小さいので頻繁に口吻をあちこちに差し替えます。
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(左)紫式部の実。猛暑の影響か実が小さく少ない。(中・右)ハタケシメジ。前回に続いて100本以上を採取。多すぎてかなり残してきました。千曲市の名物小麦ゆめせいきでキノコうどんにします。
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胸も白い水玉模様で可愛らしい。
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(左)毒のクサウラベニタケ。私はひと目で分かりますが、一般の方には食菌のウラベニホテイシメジとの見分けは困難だと思います。(中)こんな急斜面に入ります。土ではなくザレ場なので滑落の危険があります。(右)サクラシメジ、当地ではアカンボウというキノコ。苦味と旨味があり美味しいキノコです。私は天ぷらが好みです。
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(左・中)ウラベニホテイシメジ。抜くと地中部がこんなに長いのです。枯葉から出るクサウラベニタケとの大きな違いです。(右)マスタケですね。以前山梨の山で大きなものを採取しました。鶏肉の様な食感で、フライや天ぷらにすると美味です。帰郷して初めて見つけました。
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(左)全草が猛毒のヤマトリカブト。(中)死の天使と呼ばれる猛毒のドクツルタケ。傘の直径が5センチほどと小さいのですが、充分に2、3人分の致死量はあります。(右)林道の駐車スペースに止めた愛車。リアバンパーの凹みもほぼ修復できました。
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第四次川中島合戦の際に上杉謙信が七棟の陣小屋を建てたと伝わる陣場平。入り口に仲間が標識を立ててくれたので迷わず行けると思います。同じく仲間が作ってくれた丸太のベンチに腰掛けて当時を想像してください。陣場平の陣小屋は、甲陽軍鑑の編者、小幡景憲が絵を描いていて、東北大学の狩野文庫に所蔵されています。
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(左)陣場平に咲くノコンギク。(中)陣場平の中央にあるクマノミズキの実。晩秋には小枝は珊瑚の様に鮮やかな朱色になり、実は黒になり小鳥の餌になります。(右)山椒の赤い実。薬研で摩り下ろして七味唐辛子の原料として使います。亡き父が作っていました。今もそれを使っています。この冬は暖冬傾向だと発表されましたが、大豪雪の2014年と似ている気がします。あの年も雪振らないね暖かいねと言っていた2月に大豪雪でした。
里山保全を、仲間と妻女山里山デザイン・プロジェクトとして行っていますが、大変です。帰化植物の除去、倒木や落枝の処理、林道や登山道の整備など、自然体系や山体の地質や地形をを知っていないとできない作業です。里山が麓の暮らしを守っているということをもっと知ってほしい。
◆『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。
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★本の概要は、こちらの記事を御覧ください。
★お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。長野県シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。大学や市民大学などのフィールドワークを含んだ複数回の講座も可能です。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。
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南洋から2000キロも旅をしてきたアサギマダラ。帰化植物のマルバフジバカマで吸蜜しています。翅の透けた部分が浅葱色なので、そう呼ばれます。大海を渡れる秘密はその飛び方にあります。モンシロチョウの様に忙しなく羽ばたくのではなく、優雅に舞い滑空します。究極の省エネ飛行を身に着けているのです。今回は七頭と邂逅しました。
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(左)マルバフジバカマの群生があちこちに。(中・右)花が小さいので頻繁に口吻をあちこちに差し替えます。
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(左)紫式部の実。猛暑の影響か実が小さく少ない。(中・右)ハタケシメジ。前回に続いて100本以上を採取。多すぎてかなり残してきました。千曲市の名物小麦ゆめせいきでキノコうどんにします。
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胸も白い水玉模様で可愛らしい。
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(左)毒のクサウラベニタケ。私はひと目で分かりますが、一般の方には食菌のウラベニホテイシメジとの見分けは困難だと思います。(中)こんな急斜面に入ります。土ではなくザレ場なので滑落の危険があります。(右)サクラシメジ、当地ではアカンボウというキノコ。苦味と旨味があり美味しいキノコです。私は天ぷらが好みです。
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(左・中)ウラベニホテイシメジ。抜くと地中部がこんなに長いのです。枯葉から出るクサウラベニタケとの大きな違いです。(右)マスタケですね。以前山梨の山で大きなものを採取しました。鶏肉の様な食感で、フライや天ぷらにすると美味です。帰郷して初めて見つけました。
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(左)全草が猛毒のヤマトリカブト。(中)死の天使と呼ばれる猛毒のドクツルタケ。傘の直径が5センチほどと小さいのですが、充分に2、3人分の致死量はあります。(右)林道の駐車スペースに止めた愛車。リアバンパーの凹みもほぼ修復できました。
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第四次川中島合戦の際に上杉謙信が七棟の陣小屋を建てたと伝わる陣場平。入り口に仲間が標識を立ててくれたので迷わず行けると思います。同じく仲間が作ってくれた丸太のベンチに腰掛けて当時を想像してください。陣場平の陣小屋は、甲陽軍鑑の編者、小幡景憲が絵を描いていて、東北大学の狩野文庫に所蔵されています。
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(左)陣場平に咲くノコンギク。(中)陣場平の中央にあるクマノミズキの実。晩秋には小枝は珊瑚の様に鮮やかな朱色になり、実は黒になり小鳥の餌になります。(右)山椒の赤い実。薬研で摩り下ろして七味唐辛子の原料として使います。亡き父が作っていました。今もそれを使っています。この冬は暖冬傾向だと発表されましたが、大豪雪の2014年と似ている気がします。あの年も雪振らないね暖かいねと言っていた2月に大豪雪でした。
里山保全を、仲間と妻女山里山デザイン・プロジェクトとして行っていますが、大変です。帰化植物の除去、倒木や落枝の処理、林道や登山道の整備など、自然体系や山体の地質や地形をを知っていないとできない作業です。里山が麓の暮らしを守っているということをもっと知ってほしい。
◆『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。
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