~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

魂がよろこぶ

2016-07-30 23:21:12 | 日記

金子みすゞさんの「花のたましい」を読むと、そこに

初女先生の視線を感じます。

    花のたましい

 散ったお花のたましいは、
 み仏様の花ぞのに、
 残らずうまれるの。

 だって、お花はやさしくて、
 おてんとさまが呼ぶときに、
 ぱっとひらいて、ほほえんで、
 蝶々にあまい蜜をやり、
 人にゃ匂いをみなくれて、
 風がおいでとよぶときに、
 やはり素直についてゆき

 なきがらさえも、ままごとの
 御飯になってくれるから。  

        (金子みすゞ)

みすゞさんが、花のいのちと言わずに

花のたましいと言ったこと…

どんなものにも、たましいがあるという思いで

見つめていたんだなと思うとき、初女先生も

そうだった、花にも野菜にも机にも石にも

魂があると思うから、そのものの声を聴き

丁寧に扱われていたんですね。

人も野菜も漬物石も、みんな初女先生といると

嬉しかった。幸せだった。

魂が喜んでいたからなんだね。

魂が喜ぶ…

すごいな~

 

 

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