息子の命日の27日が近づいて
来ました。
函南のお寺のKさんから電話が
ありました。
ふっと、「もうすぐ27日だよ」
と言うと、「不思議だよね
うちの子と直さんの子どもの
命日がいっしょなんて。
それに敬愛していた池部素子
先生も27日だよ」と…
Kさんとは、息子を亡くして
から出会いました。
私が、深い悲しみを抱えても
前を向いて歩いている人に
出会いたい!と願っていたら
初女さんとKさんに出会った
のです。
Kさんは、数年前にお嬢さんも
癌で亡くされました。
その後も、これでもかと
思う程次々大変なことが起こり
「まるで、ヨブ記だね」と
言ったほどです。
彼女は、自分が問題にするから
問題になっていくんだと、
あれこれ思い煩わず、天に
お任せしていました。
起こることに振り回されず
坐禅をし心を鎮めていました。
すると、Kさんが若い頃から
願っていた”いのちの世界”
に、今生きているのです。
私は、Kさんのことをつぶさに
見ていて、起こってくることは
必要があって来るんだ。
そう思うと、全て善しの世界
なんだと、思えました。
子どもたちの命日が一緒
これもきっと意味あること
なのでしょう。
初女さんとのご縁は、息子が
繋いでくれたと思っています。
そして、息子が食べた最期の
食べ物がおむすびだったこと…
この運ばれように
今は、唯々感謝です。
有難うございます。
すんなり、するすると
幸福になることはなくて
生きていれば、何度でも
繰り返し苦しみがやって
きます。
けれども苦しみは決して
苦しみだけに終わることなく
いつか喜びに変わります。
苦しみなくして刷新は
はかれません。
真の幸福は、苦しみの中に
あってこそ実感できるものです
佐藤 初女
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