~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

金木犀

2013-10-03 22:29:51 | 日記
今朝、窓を開けるとなんともいい匂いがしてきて、あ!金木犀だと

気が付きました。

10月を迎え、毎年この月になると涙の量が多くなってしまうの

ですが、その時いつも金木犀の匂いがしていたのです。

金木犀にどれほど慰められて来たことでしょう。

それなのに、私は金木犀の蕾を見たことがありませんでした。

蕾の時には、気が付いてあげられなかったのです。

今年はじめての金木犀の香りに、急いで外へ出てみたら、

小さな小さな目を凝らさなければ分からないような、金木犀の

蕾がたくさんあったのです。

やっと蕾に気づいてあげることが出来ました。

私の悲しみもそっと包んでくれる金木犀

この小さな花のどこに、これほどまでの香りを持って

生れてきたのでしょう…

息子の命日を迎える私の心のうちを、金木犀はみんな知って

いるように、優しい香りを届けてくれるのです。

有り難う、金木犀

今年の命日も頑張れそうです…





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そして父になる・家族って

2013-10-01 21:22:40 | 日記
今日は、「そして父になる」を観てきました。

是枝監督の家族への眼差しが、心に響いてきます。

そして父になるは、子供の取り違いが発覚したことによって

問われる家族とは何かがテーマとなっていました。

これは、子供の取り違いという特異なことでなくとも、困難な

問題が起こった時に、問われる家族ということでも、観ている

私にとっても無関係の問題ではないと思いました。

家族を感じて映画館を出た時、上映中に来ていたメールに気づき

開いてみると、長男の同級生からでした。

命日にお邪魔したけれどいますか、みんなに知らせます。という

メールでした。

命日に欠かさず来てくれている同級生に女の子からでした。

こんなに経っても、心に留めてくれているお友達がいてくれる

ことが嬉しくて、嬉しくて…

そしたら急に息子に会いたくなって、涙が止まらなくなりました。

息子が居ての家族を感じたからです。

こんなに経っても、ふっと息子の姿を求めてしまう自分が

いるのです。

少しは強い母になったと思っていたけれど、息子を想う時は

やっぱり泣きべそ母さんになってしまうのです。

「仕方ないなー、お母さんは弱っちいから」と、息子が笑って

いるような気がします。

是枝監督、親子って死を超えた永遠の結びつきなのでしょうか


コメント (2)
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